親である私たち世代も知っている、名作絵本を娘に読んでみました。
するとたちまちお気に入り絵本に!
名作は、何十年経ってもやはり名作なのだなぁと感じた1冊。
今回は、親子ともにファンの多い11ぴきのねこシリーズから、とんでもないことをするねこたちの絵本をご紹介します。
11ぴきのねことぶた
どんな本?
旅に出た11ぴきのねこ、途中で古い家を見つけそこを勝手に自分たちの家にしてしまいます。
そこにやってきたぶたくん、どうやらおじさんの家を探している様子…
違うよ!ここは11ぴきのねこの家!
ぶたくんを追い出してデカデカと表札まで作る11ぴきのねこ。
しかし、やっぱりぶたくんがかわいそうになって一緒に新しく家を建ててあげることにしました。
でも、新しいおうちがあまりに立派で気付けば勝手に表札をつけてねこたちはこちらを新しい住処にしてしまうのです。
文章だけ読むと結構ひどいねこたちなのですが、馬場さんのほのぼのとしたイラストでユーモアあふれる絵本になっているところがすごい。憎めない存在なのです。
しかし、最終的に「あーあ、そんなことするから…」というオチが待っています。
全国学校図書館協議会選定、日本図書館協会選定、厚生省中央児童福祉審議会推薦文化財と数々評価される絵本。
悪いことをすると、結局自分に返ってくるねと学べる1冊です。
感想
11ぴきのねこシリーズ、娘が初めて読んだのがこちらの3作目。
出来上がったおうちをさりげなく自分たちのものにしているねこを見て、目を真ん丸にして私を見て、目が合うとケラケラ笑います。
ねこたちが悪いことしてるのに、それが「ユーモア」になっていてとってもおもしろいんです。
11ぴきのねこシリーズは、1作目『11ぴきのねこ』が1967年に発行されています。
親である私たちが子供の頃に読み、そしてそれを今自分の子供がおもしろいと読んでいる姿。
親子で名作絵本を読むと、言葉にできない幸せも感じることができると思います。
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 44ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784772100489