アメリカで最も権威ある児童文学賞と言われている、コールデコット賞。
そのコールデコット賞でオナー賞をとった作品を読みました。
Freight Train=貨物列車のこと。
電車好きさんにおすすめの絵本ですが、「色」を学ぶこともできるので英語学習にもぴったり。
疾走感あふれる1冊をご紹介します。
Freight Train
Freight Train Board Book (Caldecott Collection)
カタカナ | ー |
---|---|
漢字 | ー |
ページ数 | 24ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 0歳 |
ISBNコード:9780688801656
どんな本?
1978年に出版され、「30年以上前の絵本と思えないくらいオシャレ!」と言われる絵本。
表紙をめくると線路が現れ、次のページにも線路。
そしてその線路をたどるようにページをめくると、カラフルな貨物車両が登場します。
Red caboose
Orange tank car
Yellow hopper car…
それぞれ違う色の車両がつながり、ページをめくっていくとおなじみの黒い先頭車両が現れ、貨物車両は走り出します。
トンネルを抜けて…
街を通り…
鉄橋を渡り…
英文はほとんど単語のみでとてもシンプル。
色を覚えたり、簡単な単語を覚えるきっかけにぴったりです。
"Moving."と書かれたページから、本当に走っているような疾走感を感じるイラスト。
ラストの"gone."のイラストにも注目です。
感想
英語初心者の我が子にちょうど良い、読みやすい絵本でした。
そしてイラストがシンプルでオシャレ、30年以上前の絵本と知ってびっくりです!
カラフルな貨物列車は、Red,Orange,Yellow…と色の単語を覚えるのにぴったり。
caboose,tank carなど貨物車両の名前がきちんとついているのも、イラストを見ながら覚えられるので列車好きには嬉しいですね。
この絵本は疾走感があると評判ですが、走るとその残像で色が少し混ざり合うような見え方になるんです。娘も、走っているように見えるそう。
平面の絵なのに走っているように感じられ、子供も飽きずに読めました。
日本語版ではこの色の部分が
Green=くさいろ
Purple=スミレいろ
など、風情をかんじるような訳になっているのが素敵。
シンプルに色の単語を覚えたい場合は英語版がおすすめです。