本屋さんに行くと、カラフルなクリスマス絵本がたくさん並ぶ時期になりました。
どれもこれも可愛いけれど、やっぱり手に取りたくなってしまう名作絵本のクリスマス編をご紹介します。
クリスマスのおばけ
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 27ページ |
本のサイズ | B5くらい |
おすすめ月齢 | 2歳 |
どんな本?
クリスマスは、ツリーにプレゼントにケーキに、嬉しいことがたくさんの1日。
女の子は一日中ワクワクしながら、夜はご馳走とケーキを食べて、あー楽しかった!
…でも、ふと思い出します。
あのおばけのこどもは、どうしているのかなぁ。
プレゼントはもらえたのかな?
ご馳走がなくて、悲しんでいないかな?
この絵本は、心優しい女の子がおばけに贈るハッピークリスマスのお話。
女の子がおばけにあげたのは、とっても素敵なプレゼント。
おばけの嬉しそうな顔がたまりません。
『ねないこだれだ』を知っている皆様に、ぜひ読んでほしいクリスマス絵本です。
感想
『ねないこだれだ』『めがねうさぎ』などでお馴染みのせなけいこさんの絵本は、他では見られない切り貼りした紙絵の温かさが魅力です。
この絵本でも、その作風がクリスマスの優しい気持ちを更にほんわかと伝えてくれます。
『ねないこだれだ』では少し怖いおばけだけれど、この作品には怖い要素はありません。
優しさと思いやりの温かい物語で、ラストを読んだらおばけが可愛くてたまらなくなるはず。
私は幸せいっぱいだけれど、あの子はどうしてるかな…?
この本を読むと、周りのことを考える想像力や思いやりの気持ちがうまれると思います。
3歳の娘にも絵を見せながら「おばけはどんな気持ちだと思う?」と想像してもらいましたが、寂しい・残念と相手の気持ちを想像できていたので嬉しかったです。
そこがわかると、そのあとのプレゼントがどれだけ嬉しいかもわかりやすいのではないかと思います。
どんな子供にも幸せなクリスマスがやって来ますように、そんな願いがこもった名作クリスマス絵本です。