線をなぞることは、小さな子供にとって大事な一歩。
はみ出さずになぞることは、やがて運筆として文字を書く練習に繋がります。
今回は、その「線をなぞる」が楽しくできる絵本をご紹介します。
文章がわからなくてもなぞって遊べるので長く楽しめますよ。
せんをたどってがっこうへいこう
カタカナ | ー |
---|---|
漢字 | ー |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784062830607
どんな本?
ローラ・ユンクヴィストさんが描く、「せんをたどって」シリーズ第4作目。
表紙から裏表紙まで、文字も絵もひと筆描きでつながっている驚きの絵本です。
今回は学校がテーマということで、表紙には学校が。
タイトルの『せんをたどって』の部分から、もう線は始まっています。
最初に出てくるのは学校の扉。
さぁ、学校に行ってみよう!
まずは教室。みんなで挨拶。
次は理科室。動物や地球について勉強。
次は図書室。たくさん本が並ぶ。
…こんな風に、学校にある部屋をひとつひとつ巡ります。
もちろん、表紙から続く線は全てのページで文字となり絵となり途切れません。
線をたどる以外に、それぞれの教室に関するクイズが数問ずつ用意されているのも楽しい。
実際の写真とイラストが混ざったいかにも外国らしいカラフルな画面は、賑やかで子供たちを飽きさせません。
表紙から裏表紙まで、途切れずに線を辿れるかな?
感想
この絵本は、線をたどるのが大好きな娘用に見つけたもの。
思った通り、すぐに気に入って何度もなぞっている1冊です。
娘はまだ幼稚園なので学校の教室を知りませんが、この絵本で少し理解できた様子。
理科、美術、図書などジャンルごとに分かれているんですよね。
途中に出てくるクイズは「〇〇はどこでしょう」など幼稚園児でも解けるものなので、娘も線をたどりながら一生懸命探して頭をフル回転させていました。
元が外国の絵本なのを翻訳して、その翻訳した文字を線として作られているのがすごい。
シリーズ化されているので、ぜひ他の作品も読んでみようと思います。
運筆、迷路がお好きな方におすすめの絵本です。