お受験難関校御三家とも呼ばれる、青山学院初等部。
運動考査、巧緻性、お友だちとの関わりなど入試では様々な問題が出題されます。
今回は、そんな青山学院初等部の入試に登場した絵本を紹介します。
特に難しい内容ではなく、男女問わず楽しめる楽しいお話ですよ。
うたこさん
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784333024865
どんな本?
主人公は、うたこさんというおばあさん。
毎日を気持ちよくすごくうたこさん、今朝も楽しそうに歌いながら朝ご飯を作っています。
そんなうたこさんの歌声で、台所の食器や道具たちも目を覚まします。
みんなうたこさんが大好き。
それぞれ(うたこさんに聞こえないように)賑やかにおしゃべりしながら過ごしています。
ところがある日、お昼になってもうたこさんが起きてきません。
食器棚のみんなは心配そうにしています。
うたこさん、一体どうしてしまったのでしょう。
スプーン、フライパン、布巾やまな板と台所用品がたくさん登場する賑やかな絵本。
うたこさんを思うみんなの優しさ、全てのものに感謝を忘れないうたこさん、優しい気持ちになれるお話です。
感想
この絵本は、娘の幼児教室で紹介されたもの。
娘がおもしろそうに話すので取り寄せてみました。
文章以外にも、食器たちのおしゃべりがふきだしで書かれていて娘はそこまでしっかり読みます。(読み聞かせとしてはここが少し大変な部分でもあります)
みんなが歌いながら準備する様子がなんとも楽しそうです。
いつも明るく周りに感謝を忘れないおばあさんと、おばあさんへの感謝を忘れない食器たちの様子は読むうちにほっこりとした気持ちになります。
お教室では、お話を聞いて「あなたならどんな風に声をかける?」といった質問がありました。
うたこさんからも、食器たちからも優しい気持ちを学べるお話でした。
