1963年に発行されて以来、今も大定番となっている絵本があります。
消防車好きならきっと読んだことがあるのではないでしょうか。
小さくたってかっこいい、みんなそれぞれに良さがあると教えてくれる名作を紹介します。
しょうぼうじどうしゃじぷた
カタカナ | なし |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784893252500
どんな本?
ある町の消防署に、4台の車がありました。
1台目は、はしご車ののっぽくん。
高いビルの火事で消火活動や救助活動を行います。
2台目は、高圧車のぱんぷくん。
ものすごい勢いの水で、どんな熱い火でも消してしまいます。
3台目は、救急車のいちもくさん。
けが人や病人を病院まで運ぶヒーローです。
そして4台目が、じぷた。
古いジープを消防仕様に改良したちびっこ消防車です。
じぷたはとても頑張り屋でしたが、いつも火災が起きると呼ばれるのは他の3台ばかり。
小さな家事や小火の時だけじぷたが呼ばれ、他の3台にからかわれていました。
しかしそんなある日、山火事が発生。
所長さんがいつもの3台に出動を命じますが…?
人と比べて自信をなくしたり、からかわれて落ち込んだり、そんな時に心を強くしてくれるお話。
みんなそれぞれに良いところがあると気付かされる名作です。
感想
幼稚園や保育園でも定番の1冊。
消防車好きに人気なのかと思いきや、大人になっても語り継ぎたくなる素敵なお話が人気なのだと知りました。
息子は2歳でまだ言葉がうまく通じませんが、消防車たちの名前がとても可愛くすぐに心を掴みました。
街を歩いていてはしご車を見つけると「みて!のっぽくんよ!」と言い、ジープを見つけると「みて!じぷたいるよ!」と大喜び。
とにかくお気に入りの1冊となりました。
この絵本で感じるのが、「小さくたって活躍できる」という希望です。
お話の中でじぷたが自信をなくしてしまう場面がありますが、最後には大活躍してとても嬉しそうな顔を見せてくれます。
自分の活躍できる場所がきっとあるという前向きな気持ちになりました。
そして、「それぞれの良さがある」ということにも気づかされます。
これはできないけれど、これならできる。
そういう気持ちは私たちもぜひ持っておきたいので、この絵本をたくさん読んで忘れないようにしたいです。
たくさんある絵本の中から、言葉をまだうまく話せない息子が必ず寝る前に持ってくる絵本です。
とても素敵な絵本を気に入ってくれたなと幸せな気持ちで読み聞かせをしています。