2003年に出版されて以来、繊細なイラストとファンタジー要素あふれるストーリーが人気の「チリとチリリ」シリーズ。
記事執筆時点では8作目まで出版されています。
今回は、チリとチリリが地面の下を大冒険するシリーズ第6弾を紹介します。
迷路のような世界を楽しめますよ。
チリとチリリ ちかのおはなし
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784752006275
どんな本?
おうちでのんびりお茶を飲んでいた、チリとチリリ。
そこに突然…
!?
すごい音。
地下を見に行ってみると、壁には大きな穴があいていました。
逃げていく何かの影を見つけ、2人は自転車で追いかけることに。
誰のしわざ…?
根っこだらけの道を進むと、もぐらたちの落花生畑に到着します。
ちょうどできあがった落花生のソフトクリームを食べて、更に道を進んでいきます。
おいしいものを食べ、綺麗な場所を見つけ、穴をどんどん進んでいくチリとチリリ。
最後に現れるのは、一体誰なのでしょうか。
色鉛筆の繊細さが際立つ、地下世界のお話。
明るい雰囲気で楽しめる冒険ファンタジーです。
感想
先日こちらのシリーズ『チリとチリリゆきのひのおはなし』を読んだ娘がすっかり気に入り、全シリーズ読みたい!と集めはじめました。
優しい雰囲気溢れるイラストの中に生き物やスイーツがたくさん登場するところが気に入ったようです。
チリとチリリは表紙の女の子の名前ですが、絵本の中で自転車の音としても登場します。
チリチリリ チリチリリ、つい口ずさみたくなる心地の良いリズムです。
自転車に乗って色んなところに行く2人、今回は壁に穴があくというハプニングで犯人を追いかけるようにお話が進みます。
でももちろん怒っているわけでなく、「誰だろう?」という純粋な気持ち。
にんじんや大根がどんな風に育っているのか、落花生がどんな風に育っているのかがわかるイラストもありファンタジーだけでなく娘も地面の下を勉強することができました。
色鉛筆ならではの優しい雰囲気を感じる絵本で、わが家ではパパもこのシリーズがお気に入り。
どのお話も1冊で完結するので、ぜひお好みの1冊から楽しんでみてくださいね。