10月と言えば、ハロウィン。
皆さんはハロウィンと聞いて、何を思い浮かべますか?
今回は、『ねないこだれだ』や『めがねうさぎ』で有名なせなけいこ先生の秋にぴったりの絵本をご紹介します。
魔女たちが集まる「魔女祭り」のお話です。
まじょまつりにいこう
カタカナ | なし |
---|---|
漢字 | なし |
ページ数 | 30ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784591098967
どんな本?
今夜は、山の魔女のおまつり。
ねこしか招待されない特別なおまつりですが、それを聞いたうさぎが「ぼくも行きたい!!」と泣き出してしまいます。
そこでねこたちは考えました。
そうだ、ねこの変装をさせて連れていこう!
長い耳を束ね、帽子をかぶり、ひげとしっぽを付けたら…
白猫の完成!
魔女のほうきに乗せてもらい、いよいよ魔女祭りに参加します。
うさぎは、このままバレずにおまつりを楽しむことができるのでしょうか。
光沢があり表面に少し凹凸のある紙質が、めくり心地の良い絵本です。
ここまでのお話ではお月見要素がありませんが、このあとお月さまとうさぎが大活躍します。
ハラハラドキドキ、秋の季節感がたっぷり詰まった1冊です。
感想
魔女がちゃんと吊り上がった目をしていて、見つかったらどうしよう…というドキドキ感を増してくれました。
でも怖すぎるわけではなく、幼稚園の娘もドキドキしながら楽しんで読めました。
せなさんの絵本は紙を切り貼りして作られていますが、驚いた顔やおーいと呼んでいるような顔、どのキャラクターも表情豊かで紙で作られているのが信じられません。
中でも、魔女祭りで魔女たちが囲んでいる大きな焚火、オレンジと赤が混ざったような色がとても印象に残りました。
最後、うさぎからの手書きのお手紙に優しい気持ちになれる絵本です。