最近4歳の娘が、1歳の弟にと絵本を選んでくれます。
いつも本当にちょうど良いものを見つけてくれて、息子も気に入ることが多いので娘のセンスに驚いています。
今回選んでくれた絵本も、単調すぎるのでは…という私の思いをよそに息子が大喜び。
イギリス生まれの優しい絵本をご紹介します。
さわる
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 13ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 0歳 |
ISBNコード:9784924938502
どんな本?
ボール、ひげ、みみず、ねこ、水、毛布。
出てくるのはこの6つだけの、とてもシンプルな絵本。
左のページに物が描かれ、右のページではそれを触る赤ちゃんのイラストです。
色、形、大きさ、さわり心地の違う6つのもの。
私たちにとって当たり前でも、赤ちゃんにとっては大発見です。
実際に触れることはできませんが、どんな風に触れているのかイラストから感じとることができると思います。
作者はイギリスで数々の賞を受賞する、実力派絵本作家。
この絵本は『みる』『きく』『さわる』『できる』の4部作のうちの1冊です。
最後に出てくる「毛布」。
描かれているのはボロボロの解れた毛布なのですが、それを愛おしそうに安心して抱きしめる赤ちゃんの姿に自分や子供達の姿を重ねる人も多いのではないでしょうか。
感想
この絵本は、出てくる文章が単語のみ。
「ボール」「ひげ」…と、その6つだけなのです。
なので最初は単調すぎて飽きてしまうのでは?
と思いましたが、1歳息子はこの本をすぐに気に入り何度も何度も持ってきます。
私が単語を読むと「ボー!(ボール)」「いーえ!(ひげ)」と声に出して満面の笑み。
ちょうどマネしやすい言葉のようで、自分が喋れるのも嬉しいようです。
最後のボロボロ毛布のイラストと言い、ヘレンさんはきっと赤ちゃんの気持ちがよくわかる作者さんなのだろうなぁと思いました。