2012年に発行されてから、今も大人気のノラネコぐんだんシリーズ。
そのおもしろさに家族でハマり、シリーズ制覇を目指して読んでいます。
今回紹介するのはシリーズ第7作目、お団子をめぐるびっくり仰天な1冊です。
ノラネコぐんだん おばけのやま
カタカナ | あり(ルビなし) |
---|---|
漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | B5くらい |
おすすめ月齢 | 5歳 |
ISBNコード:9784592762355
どんな本?
ワンワンちゃんのお団子やさんをジーっと眺める集団…ノラネコぐんだんです。
「おだんご、おいしそうだね。」
「たべたいね。」
そう思ったノラネコぐんだん、夜になるとお団子やさんににもぐりこみ、勝手にお団子を作り始めます!
山盛り作ったお団子、さぁ食べようとすると…
突然の突風!
お団子も飛ばされていってしまいます。
慌てておいかけるノラネコぐんだん、でも、なんだか様子がおかしいぞ…?
今回のノラネコぐんだん、最後に怒られて反省するのはネコたちだけではありません。
思いもよらない登場人物にびっくりさせられる1冊です。
感想
シリーズ1作目から読んでいるノラネコぐんだん。
子供も、夫も、私も、家族みんながハマってしまう独特の空気感がたまりません。
今回のお話、実は色んな反応があって、1作目から読んでいるファンの方の中には
という声もちらほら。
確かに、今回のお話は今までのように単純ではなく、お子様によっては「?」となる部分があると思います。
実際、うちがそうでした。
今回のお話では「化け狸」が出てくるのですが、まず「たぬきが化ける」という言い伝えを知らないと展開がわかりにくいようです。(もちろん、文章できちんと説明もされていますよ。)
ただ、逆にたぬきが化けるというお話を知ることができましたし、途中に迷路が出てきたりと我が家では子供も戸惑うことなくいつも通り楽しんで読みました。
マンネリ化しないよう、新しい工夫が感じられて次の作品も楽しみになります。
「おばけのやま」ですが、こわーいおばけは出てこないので大丈夫。
相変わらずのノラネコぐんだんと、日本昔話のような世界を楽しめる絵本でした。