我が家の息子は、電車好き。
1歳の頃から電車の音にまで大喜びするようになりました。
今回は、電車好きさんに人気のロングセラー絵本最新刊をご紹介します。
地方の電車まで網羅された、図鑑のような1冊です。
せんろはつづく にほんいっしゅう
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 5歳 |
ISBNコード:9784323024721
どんな本?
金の星社から出版されている、鈴木まもるさんの大人気絵本シリーズ『せんろはつづく』。
子供たちが線路を作っていく様子を一緒に考えながら読める、珍しい視点の電車絵本です。
2003年に第一巻が出版され、2021年に待望の第4巻が登場。
今回はその第4巻『せんろはつづく にほんいっしゅう』をご紹介します。
ページをめくるとまず登場するのが、日本列島。
そこを12に区切って、各地域の私鉄や新幹線(地下鉄は除く)を一挙にまとめています。
まず最初は東京地区。
大きく描かれるのは東海道新幹線のぞみ、横浜シーサイドラインや千葉都市モノレールなど首都圏のありとあらゆる列車が描かれています。
次のページへ進むと、東京から北へ行く東北新幹線や、大宮から新潟の方へ行く上越新幹線・北陸新幹線などが登場。
高崎線、東武鉄道、常磐線なども描かれ、路線図のように主要な駅名が書いてあるので私鉄にも詳しくなれます。
このように日本列島の各地域で活躍する列車が網羅されている電車絵本。
実際に走っているような疾走感感じるイラストと、細かな情報まで全てひらがなという子供に優しい作りになっています。
感想
以前娘と『せんろはつづく』を読みました。
その頃赤ちゃんだった息子が1歳をすぎ、電車に興味を示すようになったのでちょうど出版されたばかりのこちらを手に取りました。
図鑑のように理路整然と並んでいるのではなく、見開き1ページの中にその地域の列車が詰め込まれているので画角も大きさも風景も違い、何度見ても飽きない様子。
「でんしゃ!でんしゃ!」と言って一人でめくるほどお気に入りになりました。
文章は「〇〇から△△に行くのが●●線」というようにほとんどが電車の説明ですが、途中青森から北海道までの線路はどうやって作ったでしょう?と考えを促す部分もあり、次のページには雰囲気たっぷりの青函トンネルが。
各ページの書き込みも細かく、隅から隅まで読むのにはどれくらいかかるだろう?という内容でした。
列車の名前、駅名など合わせるとかなりの文字量なので、読み聞かせはしにくいかもしれませんがその代わりに全てひらがな(カタカナはルビなしです)。
電車好きの小学生ならばずっと読み込めるのではないかなと思います。
私は電車知識0でしたが、この絵本で少し詳しくなれました。
そして、ところどころに出てくる駅弁の絵が一番楽しみだったりします。