我が家で絵本を読むときに意識しているのが、季節感。
今年は年末年始の絵本もたくさん探して読んでいます。
今回ご紹介するのは、お正月の中でも「おせち料理」がテーマのかわいい絵本です。
おせちいっかのおしょうがつ
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784333023608
どんな本?
今日は大晦日。
はこださん一家はみんなでお節料理を完成させ、双子のあかねちゃんとしろうくんは、年越しそばの由来をおばあちゃんに聞いています。
そんな時、隣の部屋にあるお重の中では…
「へぇ~そうなんだ!」
紅白かまぼこのこうちゃんとはくちゃんが、えびばあちゃんに同じ質問をしていました。
おせちのいっかは、重箱の中で年越しそばを食べていたのです。
あかねちゃんとしろうくんがお風呂に入るころ、おせちいっかも重箱の中でおふろに入り。
あかねちゃんとしろうくんが寝る頃、おせちいっかも…
あれ?
重箱から抜け出したおせちいっか。
一体どこへ行ってしまったのでしょうか。
・紅白かまぼこ
・だてまき
・くわい
・えび
・たたきごぼう
・にしきたまご
・たづくり
・くりきんとん
・こぶまき
・焼き魚
・紅白なます
・こはだあわ漬け
・きっかかぶ
・数の子 など…
全24種類のおせちの具が登場し、裏表紙ではそれぞれの名前や由来が説明されています。
お正月気分を楽しむのにはもちろん、お受験対策や食育としても学びのある1冊。
わたなべあやさんのイラストでどの食材も可愛らしく描かれていますよ。
感想
毎年重箱でお節料理を作るようにしていますが、子供が生まれてからは特にきちんとしています。
最初は少なかった品数も少しずつ増え、重箱の中でどこに配置するかなども慣れてきました。
ただ、それぞれどんな由来でお重に入っているのかは完璧ではなく…。
お恥ずかしながら、娘と一緒にこの絵本で勉強です。
何と言ってもキャラクターが可愛らしく、読んだあとにおせち料理を食べればどの食材も大切に感じられそうだなと思いました。
5歳になった娘はお煮しめのれんこんがあまり好きではないのですが、絵本ではどのキャラクターも気に入って嬉しそうに読んでいます。
本の中には24種類のお節料理が出てきますが、これを全て揃えた完璧なお節料理を作るのはなかなか難しそう。
それに一生懸命作っても、子供にはあまり人気のない食材もありますよね。
そんな時この絵本を読むことで日本の伝統的なお節料理を知ることができ、興味を持つきっかけになるのではないかと思います。
娘はうちのお節料理に入っていたのはどれだっけ?と確認したり、食べたことのないものに興味を持ってくれたりしました。
少しずつその意味を覚え、子供たちにお節料理を食べる意味が伝わればいいなと思います。