『きんぎょがにげた』など多数の人気絵本でお馴染みの五味太郎さん。
子供心をつかむ作品が多く、大人でも知っている方が多いのではないでしょうか。
そんな五味さんのユーモアあふれるおばけ絵本をご存知ですか?
子供も怖がらずに読める、愉快なおばけたち45ひきの登場です。
あいうえおばけだぞ
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 48ページ |
本のサイズ | B5くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:978487110434
どんな本?
この絵本、ストーリーはありません。
あ・い・う・え・お
か・き・く・け・こ…
の五十音ごとに1つのおばけが登場するだけ。
でも、このおばけがとにかくおもしろい。
「あ」は、あしおばけ。
散歩が大好きで、どしんどしんと街を歩く大きなおばけです。
「す」は、スピードおばけ。
のろのろしていると機嫌が悪いおばけです。
「や」は、やさいおばけ。
包丁に弱くて、包丁を見ただけで逃げてしまいます。
「あ」から「ん」まで全45ひきのおばけが登場。
さめおばけ、のこぎりおばけと少し怖そうなおばけから、ねぼうおばけ、りぼんおばけとなんだか可愛らしいものまでジャンルも様々。
あなたはどのおばけが好き?
きっとお気に入りのおばけが見つかる1冊です。
感想
45種類のおばけが出てくる絵本、「あいうえお」とひらがなを覚えるのに良いかなと5歳娘と読みました。
ページごとに「あ」「い」…と書かれているわけではなく、出てくるおばけの最初の1文字が五十音順になっている絵本。
なので読む際に「あ」「い」…と最初の一文字を口に出すと覚えやすいと思います。
「いったんもめん」「ぬりかべ」など日本で語り継がれるおばけたちが登場するわけではなく、全て五味さんの創作おばけたち。
なので、どれも味があって可愛らしいのです。
わが家はなかなか起きないお父さんが「ねぼうおばけ」、なんでも散らかす1歳息子が「ちらかしおばけ」、寝相が悪く毛布をけとばす5歳娘が「もうふおばけ」と自分たちにぴったりのおばけを見つけて楽しんでいます。
私は、泣いている子も笑顔にしてしまう「にこにこおばけ」が目標。
こんな風に、怖いだけでなく日常に出てきそうな親近感のわくおばけばかりなので娘も全く怖がらず笑いながら読んでいました。
今まで見たことのないユニークなおばけばかり登場するので、おばけ好きさんにもおすすめです。