4歳の頃から図鑑を読むようになった娘。
動物と人体が特にお気に入りのよう。
今回は、そんな人体好きさんにおすすめの絵本をご紹介します。
図鑑とは違う楽しさで人体について詳しくなれる1冊です。
人体ジェットコースター
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 40ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 5歳 |
ISBNコード:9784591171028
どんな本?
世界最速で体の中を大冒険!
遊園地の人気アトラクション「ジェットコースター」に乗って、人体をめぐる大冒険がはじまります。
さぁ、出発!
カタカタカタ…
口まで登ったあとは、一気に食道へと滑り下ります!
びゅおおおおおおお!
すごいスピードで食道を抜け、次に向かうのは胃。
じゃぼんっと胃液を通り抜け、一度心臓へ戻るコースター。
このあとも、肺、耳、顔など色々な場所をめぐります。
縦に読む作りの絵本で、ジェットコースターの上下する動きが大きく描かれています。
ページにはそれぞれの部位と説明文が書かれており、ページ内でも働きがわかりやすくイラスト化。
曲がりくねった小腸や血管の中を走り抜けるスピード感もあり、ジェットコースターらしい疾走感でいっぱいの作品。
自分の体を想像しながらイメージが膨らむ1冊です。
感想
娘は細かい描きこみ系が好きで、中垣さんの他の作品も大好きです。
今回は興味のある「人体」がテーマのお話ですが、お話のスケールが大きく図鑑とは全く違う世界観で体の部位を楽しむことができました。
説明も簡潔なので勉強臭さはなく、本当に体の中をめぐっているようなイメージがわきました。
口から食道→胃と進む際、本当は食べ物だと胃の次は小腸に向かうのですが絵本の中では一度心臓に戻ったりしています。
「心臓」「胃」「肺」など基本的な部位をはじめ、各部位をうまくまわれるように実際の流れとは違う進み方の部分もあります。
冒険する人体の顔が少々怖いのですが、この絵本だとそれがまたスリルに。
ジェットコースターに乗ったことのない5歳娘も体の中をイメージしながら読めていたので、図鑑よりも身近に人体を感じることができたようです。