ノンタンって、ご存じですか?
1976年に出版されて以来、40年以上も愛される猫の男の子。
私たち親世代も、そのまた親世代も、子供たちも夢中になる絵本シリーズです。
たくさんあるシリーズの中から、今回は寝る前にぴったりの1冊をご紹介します。
夜なのに寝ないで元気いっぱいのお子様と読みたいお話です。
ノンタン おやすみなさい
カタカナ | あり(ルビあり) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 2歳 |
ISBNコード:9784032170207
どんな本?
時刻は20:30。
ベッドに入ったノンタンですが、全然眠くありません。
そうだ!うさぎさんちに遊びに行こう!
夜道を歩いてうさぎさんの家まで行きますが、「僕たち眠いの」と断られてしまいます。
つまんないな、じゃあ次はことりさんちに行ってみよう!
ことりさんの家に着くと、「もう遅いからまた明日ね」と断られてしまいます。
みんなに断られてすねているところで、ふくろうくんに出会います。
ふくろうくんは夜行性、鬼ごっこしてくれることになりますが…
このあと、ノンタンに災難が。
夜がどんな時間なのか、子供たちに伝わりやすいお話です。
感想
この絵本は娘が1歳の弟に読んであげる、と選んだもの。
娘にとっては読みやすく、息子はお話の内容はわからないと思いますがお姉ちゃんが自分に読んでくれているのがわかるようでじっと本を見ていてとても微笑ましいです。
今回の作品では、夜になっても寝ないで遊んでしまうやんちゃなノンタンが困ったことになってしまいます。
「夜は寝なさい!」と頭ごなしに言うのはなく、「夜になると皆何しているか」「夜は日中と何が違うか」を描くことで自然とノンタンが夜は寝た方がいいんだなと思えるストーリーになっているので、子供にも伝わりやすいようです。
私も経験がありますが、「明日早いから」「もう夜だから」という理由は子供になかなか伝わらないんですよね。
ノンタンが多くの人に愛されるポイントは、その等身大の子供らしさ。
身近なシチュエーションを題材に、叱ったり怒ったりするのではなく自分で気付けるようなストーリーになっているので子供たちにも人気なのだと思います。