挨拶、マナー、言葉遣い。
子供たちが人と関わりながら生活する上で、ルールを守ることは重要です。
その中でも、特におさえるべきものがまとめられたのがこの本。
3歳からチャレンジしたい46のルールが載った、ルールブックを紹介します。
こどもルールブック よくできました!
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 60ページ |
本のサイズ | B5くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784284204927
どんな本?
「うそをつかない」
「はやねはやおきする」
大人も守るべき生き方のルール、色々あるけれどいざ子供に説明しようと思ったら…
「なんで?」と聞かれあたふた、なんてことありませんか?
親として、なんで?にはしっかりと答えられるようにしておきたいですよね。
この本には、守るべき46のルールが載っており、全てに理由が書かれています。
基本的なことからハッとするようなことまで、子供たちにわかりやすい言葉で説明してくれます。
このように、「守りたいルール」と「その理由」がカラフルなイラストで描かれているので説教臭さがないところもポイント。
しっかり絵本として楽しめる内容になっています。
・「ありがとう」をくちぐせにする
・「ごめんなさい」をすなおにいう
・ぬいだようふくはかたづける
・よこぎるときは、ひとのうしろをとおる
・むずかしいとおもうことはれんしゅうする
・テレビやゲームのじかんはまもる
・ともだちのいいところをみつける
・ひとをゆびささない
・かってもいばらない まけてもおこらない
子供だけでなく、大人にも刺さる内容もたくさん。
帯には「しつけ絵本」と書かれていますが、絵本のように楽しみながら読める1冊です。
感想
東京大学大学院で教育学を学んだ齋藤孝先生監修の人気絵本。
書いてあることは当たり前のことばかり、決して難しい内容ではありませんが、いざ確認されるとできていないな…と思うことも多いです。
たとえば「しぜんをたのしむ」。
そんな時間なかなかないというのもありますし、時間があったとしてもつい遊びに出かけてしまいがち。
自然に触れる時間は、たしかに私たちにとって必要かもしれないなと気付かされました。
5歳娘も思うところがあったようで、「ぬいだようふくはかたづける」「だってと言わない」を特に気をつけるそう。
期待しているよ~。
ご覧のように、「ルール」というより「こうしたらいいよ!」というアドバイスブックのような1冊。
全てが1枚にまとまったポスター付きで、いつでも目にとめることができます。
個人的に「しつけ」という言葉があまり好きではないのですが、読んでみると全く嫌な感じがせず、柔らかい絵本で楽しんで読めました。
各項目、5歳子供が1人読みできるくらいの文量であっという間に読めました。
娘と「できているかな?」とひとつずつ確認しながら読みましたが、できていることもたくさんあり「そうか、娘のこういうところは素敵だな」と気付くこともできました。
「よくできました!」とたくさん褒めながら、子供の素敵なところを認めてあげられる1冊です。