お受験で必ず出題されるのが「季節」に関する問題。
季節行事はもちろん、季節の花、旬の食べ物など様々な知識が必要になります。
そんな季節問題を勉強感なく、絵本で楽しもうと探した作品をご紹介します。
可愛い動物たちが、旬の野菜を大収穫です。
あきとふゆ はたけのごちそうなーんだ?
カタカナ | あり(ルビなし) |
---|---|
漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784752007616
どんな本?
目の前に広がる野菜畑。
土の上に見えている葉を見て、何の野菜かわかるかな?
うさぎたちがやってきたのは、もじゃもじゃしたふさふさの葉っぱ。
ちょこっと見えるオレンジ色、この野菜はなーんだ?
そう、答えはにんじん。
ページをめくると、ニンジンの食べ方や芽が出て大きくなるまでの成長過程が描かれています。
次にくまたちがやってきたのは、さっきと違うギザギザふさふさの葉っぱ。
根っこに見える白色、この野菜はなーんだ?
答えは冬に大活躍の大根。
ページをめくると、大根の食べ方や芽が出て大きくなるまでの成長過程が描かれています。
このように、秋と冬が旬の野菜が計7種類登場。
野菜のイラストだけでなく、どのように畑で実り、どのように成長し、どんな風に食べるのかと情報満載の1冊。
最後には各野菜の栄養などもまとめられています。(こちらのみ漢字表記あり、ルビありです。)
感想
4歳娘のお受験対策に見つけた絵本。
実写ではないので、勉強感もなく娘も絵本として楽しんでくれました。
載っている野菜は7種類ですが、その7種類について特徴をしっかりとつかめる内容。
ニンジンやダイコンは葉の部分がカットされた状態で手にすることが多いので、収穫前は畑でどんな状態なのかがわかって私も勉強になりました。
葉だけで何か当てるのはちょうどクイズになって子供と楽しめます。
娘はたまねぎに驚いたようで、最初はしっかりと緑の葉が見えていますがだんだん茶色になり枯れたら収穫の合図。
長い葉の部分をカットするといつも見るたまねぎになるので、成長過程を知ることができました。
この絵本では、野菜の成長過程が土に植わった状態で地層の断面図のように描かれています。
なので地面の上と下両方でどんな変化があるのか、実際には見ることのできない角度から見られて楽しめました。
ただ季節の野菜を暗記するだけでなく、こうして絵本を楽しみながら野菜に詳しくなれると色んな場面で役に立つと思います。
せっかく知識をつけるのなら、お受験だけでなく子供たちの今後に生かせるような学習をしていきたいなと思いました。