ハロウィンが終わると、一気に街もクリスマスモード。
子供たちの大好きな季節がやってきます。
クリスマスまで毎日ワクワクできるように、おうちで楽しめるクリスマス絵本をたくさん揃えました。
今回は、『アドベントカレンダーえほん』をご紹介します。
アドベントカレンダーって?普通の絵本と何が違うのかぜひご覧ください。
みんなサンタ
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 28ページ |
本のサイズ | B5くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784579402847
どんな本?
森に雪が積もったら
もうすぐクリスマス。
お部屋を綺麗にして
心を温かくして
良いクリスマスを迎えたいね。
それには、どうしたらいいかな?
くまの親子が、クリスマスを待ちわびる気持ちが文章になった絵本。
ここから、森の動物たちと集まって夜遅くまで話し合います。
どうしたら素敵なクリスマスを迎えられるかな?
夜空の星を連れてくる鶴。
森の宝石や、虹のリボンを集めて。
みんなで手分けして準備を進める様子が描かれます。
幻想的な淡いイラストに、一言ずつの文章が心地よいリズムを作り出します。
あれ、一体どこがアドベントカレンダーえほんなの?
と思った方もいるかもしれませんが、ページの角にある星のマークを見ると数字がふってあります。
実はこれ、1・2・3・4・5…と24までふってあり、クリスマスまでをカウントできるようになっているのです。
動物たちが一生懸命クリスマスの準備をする様子を眺めながら、クリスマスを迎えられる絵本です。
感想
アドベントカレンダーというと、もとは外国の風習。
12月1日から24日まで印をつけながら数えるというものですが、1日ずつ進んでいくワクワク感があります。
そんなアドベントカレンダーを、絵本にしたのがこちらの作品。
1ページもしくは見開き2ページを1つとして、24日まで数えられるようになっています。
文章は少なく、各ページ一言ずつなので小さなお子様も読みやすいと思います。
色鉛筆と水彩絵の具で描かれたイラストが淡く優しい世界観を作っていて、そのほんの一言の文章を引き立てるよう。
途中と最後にはキリスト誕生物語のイラストが隅にちょこっとだけ描かれていて、クリスマスの意味を感じることができます。
気付かない人もいるのでは?というくらいさりげなく描かれているので、4歳娘は「ふわふわ可愛い動物さんたちのクリスマス絵本」という感想で特に不思議がることもありませんでした。
というか知っている人だけが「あっ」と思うような描き方なので、娘は恐らく気付いていません。
色鉛筆や水彩絵の具の質感が伝わるイラストは子供にとって馴染み深いようで、手描きの絵本を読んでいるという安心感がありました。
はっきりとしてキラキラ派手派手な絵本が多い中、こちらは淡くて繊細な世界で楽しむクリスマス絵本。
寝る前の読み聞かせにぴったりだと思います。