世界的有名画家ゴッホ。
日本でも、毎年展覧会が開かれるほど人気です。
今回、子供たちとゴッホ展に行くことにしたのでその事前知識としてゴッホの絵本を色々読みました。
中でも大きなサイズで作品を見られる1冊をご紹介します。
おはなし名画シリーズ ゴッホとゴーギャン
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 56ページ |
本のサイズ | A3くらい |
おすすめ月齢 | 5歳 |
ISBNコード:9784938595043
どんな本?
『おはなし名画シリーズ』は、「お母さんが作った子どものための美術全集」というキャッチコピーで出版された子ども向けの画集絵本。
美術館に連れて行きにくい子供たちにも名画を感じて欲しいというご家庭に人気のシリーズで、現在24冊出版されています。(2021年11月現在)
今回読んだのはその第1巻となる「ゴッホとゴーギャン」について学べる1冊。
前半がゴッホについて、後半がゴーギャンについての紹介になっています。
ゴッホは全19点、ゴーギャンは全11点。
作品と、子供にもわかりやすい文章でそれぞれの作家の生涯をまとめています。
ゴッホでは『ひまわり』や『星月夜』、『夜のカフェ』など。
ゴーギャンでは『タヒチの女たち』、『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこに行くのか』など。
それぞれ有名な作品を中心に、お話にあったタイミングでぴったりの絵画が登場します。
この絵本の特徴は何と言ってもその大迫力。
本のサイズが約26cm×33.5 cmあり、作品も大きく細かい部分まで見ることができます。
名画をじっくりと鑑賞し、一緒に画家の生涯も学べるので子供への入学祝などにも人気のシリーズです。
感想
ゴッホに関する絵本は様々あれど、生涯を紹介するだけではなく実際の作品を鑑賞できるのがこの絵本の魅力。
1冊3,205円(2021年11月現在)とかなり高価ですが、1年に1冊ずつシリーズで揃える方やお子様やお孫さんへのプレゼントとして人気なのも納得です。
今回私たちが行ったゴッホ展で見た作品はこちらに載っていませんでしたが、特徴あるゴッホの描き方は大画面で伝わります。
子供たちも作品の線を指でなぞったりして楽しんでいますが、大きなサイズならではの楽しみ方だと思います。
後半のゴーギャン展にはまだ子供たちを連れて行ったことがありませんが、1冊の本にまとまっていることで画家によってどれだけ絵のタッチが変わるのかよくわかります。
関連のあるゴッホとゴーギャンの作品を1冊で楽しめるのはお得に感じました。
ゴッホに関しては「耳を切り落とす」「自殺」など少々刺激の強い言葉も出てくるためお子様に読む際は注意も必要ですが、まずは絵画だけを眺め、大きくなってきたら文章を理解しそれぞれの画家の生涯について知るという読み方もできると思います。
わが家では子供が4歳と1歳なので、絵をじっくり眺め感じてもらえればいいかなと文章についてはおいおい説明するつもりです。
自宅で手軽に美術館気分を味わえる、重厚感ある絵本でした。