小さくてかわいい動物、ハムスター。
ハム太郎、コロコロクリリンなどのキャラクターも人気ですよね。
今回は、5歳娘が選んだ絵本を紹介します。
心温まるハムスターの大冒険絵本です。
ハムスターのハモ
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 33ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784834020137
どんな本?
ハモは、ケイちゃんのハムスター。
ケイちゃんのことが大好きだけど、夜になるとみんな寝てしまうのでちょっぴり退屈。
そんなある日、ハモは思いがけずケージの扉を開けることに成功してしまいます。
外の世界はとても広く、ハモは大興奮。
早速、家中大冒険をはじめます。
テレビ台の隙間、冷蔵庫の横…
そこでハモは、ケイちゃんがなくして探していたロボットのおもちゃを発見します。
上から落ちて壊れてしまったロボット、自力では動けません。
埃だらけのロボットを前に、ハモはあることを考えます。
ロボットくん、動けるようになるのでしょうか。
作者は『プリンちゃん』シリーズでお馴染みのたかおゆうこさん。
プリンちゃんとはタッチの違ったイラストで、ハムスター視点の世界を楽しめます。
ハモの頑張りと、ロボットとケイちゃんの絆に感動する1冊です。
感想
作者のたかおさんは実際にハムスターを飼っており、その中には「ハモ」ちゃんもいたそう。
絵本の中のハモは本当に可愛く、ハムスターらしく動き回る姿がとてもリアルでした。
ハモがロボットくんを助けてあげるというところがこのお話のポイントですが、そう簡単には直せません。
直しては一度ケージに戻り、また夜になると直しに行って…
と何日も何日も諦めずに取り組むのです。
そして最後、直ったと思ったら肝心のゼンマイがなく、探しに行くという…
「直してあげました、めでたしめでたし」ではなく画びょうや針などハモが修理に使えるような道具を一生懸命集めるところから始まり、最後までハラハラドキドキしました。
5歳娘は自分で選んだだけあってこの絵本がお気に入りで、おもちゃを大事にするようになりましたし日常生活でも「ハモ」というワードが出るくらい読み込んでいます。
漢字がないので1人読みも可能ですが、ロボットくんのセリフが全てカタカナなので長台詞の部分は少し大変かもしれません。
読み聞かせは4歳頃から、1人読みはカタカナまで問題なく読めるようになってからがおすすめです。
しっかりした心優しいハムスター、ハモは正真正銘のヒーローだと思いました。