子供が幼稚園に通うようになり、少しステップアップした絵本を読みたいなと探していたときに見つけた本があります。
娘はいつも「写真の本は好きじゃない」と言っていたのですが、今回ご紹介する本はきちんとお話が書いてあり絵本のように楽しめるので大喜び。
「他の動物も読みたい!」とすっかりハマっています。
絵本と図鑑のいいとこどりができる、おすすめの写真絵本シリーズをご紹介します。
教科書にのってるどうぶつの赤ちゃん コチドリ
どんな本?
『教科書にのってるどうぶつの赤ちゃん』シリーズは、小学1年国語の教科書に出てくる「子どもをまもるどうぶつたち」に登場する動物をピックアップして作られた絵本。
生まれてからひとり立ちするまでの動物の生態が、写真とストーリーで紹介されています。
今回読んだのは第6巻「コチドリ」。
まずはコチドリの紹介。
そしてメスが卵を生み、そこから生まれたひな鳥が成長していく過程が物語となっています。
途中で天敵に見つかってハラハラするシーンもあり、コチドリの習性や野生の動物たちがどうやって生きているのかを実際の写真で学べるのが最大の特徴。
図鑑のようにリアルを知ることができますが、絵本のようにお話が進み、両方の良い部分が詰まった1冊になっています。
本の最後にはイラストでもコチドリの紹介がされているので、作中で描ききれなかった生態も知ることができますよ。
図鑑に興味を示さないお子様にもおすすめの、ハイブリッド絵本です。
感想
図鑑に興味を示さない娘に、これなら絵本感覚で楽しめるかなと勧めてみると見事にヒットしました。
ただ名前と詳細が書いてある図鑑と違い、生まれてから成長していく物語を読みながらその合間で生態を学ぶことができるので、「覚える」ではなく「知る」という感覚でインプットできると思います。
卵が岩場にカモフラージュされている写真で「卵を探してみよう」とやってみて、どれだけ見つけにくいか。
どうしてカモフラージュする必要があるのか。
1冊読み終わるまでに、子供が自然と考えることができて良いです。
「教科書に載ってる」と書かれていますが、幼稚園児で十分理解できる文章なので年齢は気にしなくて大丈夫だと思います。
可愛い動物の赤ちゃんに癒されながら、小学校準備としてもおすすめな写真絵本をぜひお試しください。
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784034148600