何度も読んでいるし子供も大好きなのに、ブログで1度も紹介していない絵本がありました。
1976年に出版されて以来、40年以上も愛されるシリーズ『ノンタン』です。
赤ちゃん版ノンタン、ノンタンあそぼうよなどいくつか種類がありますが、今回は3歳から楽しめる『ノンタンあそぼうよ』の中でおすすめの1冊をご紹介します。
ノンタン ぶらんこのせて
カタカナ | あり(ルビあり) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784032170108
どんな本?
ノンタンがぶらんこに乗っていると、お友達が「のせて!」と声をかけてきました。
「だめだめ!まだちょっとしか乗ってないもん!」
またしばらくすると、別のお友達も「のせて!」と声をかけてきます。
「だめだめ!これから立ち乗りするんだもん!」
このあともお友達が声をかけますが、そのたびにノンタンは言い訳ばかり。
とうとうお友達は怒りだしてしまいます。
「わかったわかった、じゃあ10まで数えたら替わるよ!」
「せーの、1、2、3…」
あれ?
なんだかおかしい。
ノンタン、何回やっても交替できないんです。一体どうして?
子供たちが、ルールや数の数え方を学べる大切な1冊です。
感想
待合室などにも多く見かけるノンタン。
子供の頃に読んでいたものを、自分の子供に読める有難さを嚙みしめることのできる絵本です。
ノンタンシリーズはトイレ、歯磨きなど子供たちの日常に沿ったものが多く、この『ぶらんこのせて』は公園が舞台になっています。
なかなか譲ってくれないところも、一生懸命数を数えるところも、とても子供らしいですよね。
幼稚園の娘は、この絵本を1歳の弟に読み聞かせてくれました。
「だめ、っていうのは、やらない、っていうことね。」
などちゃんと説明しながら読む姿に成長を感じ、読み聞かせの上手さにびっくり。
誰かが使っているから順番に待つ、誰かが待っていたらどうぞと譲る。
公園に限らず、これから社会に出ていく子供たちが覚えておくべき基本ルールをわかりやすく学べる絵本だと思います。