ノラネコぐんだんシリーズでお馴染みの、工藤ノリコさん。
わが家はパパ含め家族でハマり、工藤さんの描くキャラクターの可愛らしさや世界観に夢中です。
そんな工藤さんの作品、ノラネコぐんだんだけではありません。
今回は大人気のペンギンきょうだいシリーズから、船が舞台の1冊をご紹介します。
ペンギンきょうだい ふねのたび
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 2歳 |
ISBNコード:9784893095220
どんな本?
おねえちゃん、ペンちゃん、ギンちゃん。
今日は、兄弟3人だけで船の旅に出かける日です。
ワクワクしながら乗り込むと、船は港を離れます。
どんどん小さくなる陸。
どんどん速くなる船。
小さな島に立ち寄り、休憩。
綺麗な魚たちと海にもぐったり、おいしそうなトロピカルジュースとハンバーガーランチをいただきます。
そして船長さんから子供たちにペンダントのプレゼント。
さぁ、また船に乗り込んで目的地の大きな島まで出発です!
しかしここで事件発生。
もらったばかりのペンダントを、海に落としてしまいます。
がっかり落ち込むおねえちゃんですが、このあと素敵なヒーローが現れます。
文章は少な目で、細かい描写が楽しい1冊。
サンゴや魚たちが色とりどり綺麗な海や、おいしそうなハンバーガーランチ。
南国の雰囲気満載の明るい絵本です。
感想
工藤さんの絵本は、描写が細かく見ていてとても楽しいです。
本作でも、港の様子や島の景色から旅に出る高揚感を感じてとてもワクワクしました。
テーマが船ということもあり、「海」「南国」「トロピカル」といった要素が満載で夏にぴったりの1冊だと思います。
船に乗る機会が少ないので、絵本を読むことで船旅気分を味わえるのも嬉しい。
幼稚園児の娘にとっては初めての船絵本でしたが、途中に出てくる海やランチに目をキラキラさせながら夏休みは毎日この絵本を読んでいました。
普段の生活で船移動はありませんが、ランチクルーズやディナークルーズだと手軽に船旅が楽しめるのでおすすめです。
目的地についたペンギンきょうだいたち、最後のページでは楽しそうに船旅の思い出を語っているよう。
子供たちだけで旅をするドキドキ感と、無事に到着した子供たちの少し成長した姿に夏休みの一大イベントが終わった達成感まで伝わってきました。
どのハンバーガーランチが良い?
と親子で旅気分を楽しみながら読んでいます。