幼稚園の娘は、しかけ絵本が大好き。
飛び出したり、めくったり、穴が開いていたり…
今回読んだのは、大きな口をあけて泣いているねずみの絵本。
この口に、ハッピーなしかけがあるんです。
Please don't cry
カタカナ | ー |
---|---|
漢字 | ー |
ページ数 | 18ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 2歳 |
ISBNコード:9789881595362
どんな本?
大きな口をあけて泣いているねずみさん。
ページをめくると…
ねこさんが大きな口をあけて泣いています。
Please don't cry!
そう声をかけてからページをめくると…
今度は、うさぎさんが大きな口をあけて泣いています。
Why so sad?
うさぎさんに声をかけてからページをめくると…
今度は、おさるさんが大きな口をあけて泣いています。
こんな風に、ページをめくるたびに泣いている動物たちが登場。
1人ずつ優しく声をかけて進んでいく絵本です。
"Don't worry."
"It'll be all right."
泣いている時に使える前向きな英語が何パターンも学べます。
この本のしかけは、みんながあけている大きな口。
全て穴があいていて、ここに最大のポイントが隠れているんです。
最後まで読み進めると、本の左ページに素敵な景色が見えてきますよ。
感想
この絵本は、穴があいているしかけ…だけじゃないんです。
このしかけから、最後にとっても素敵なサプライズが生み出されます。
なるほど!よくできてるなー!と感激してしまいました。
作者のよねづゆうすけさんは、日本人。
ボローニャ国際絵本原画展で入選したのをきっかけに、英語がほとんど話せないのに海外で絵本デビューしたというおもしろい経歴をお持ちなんです。
絵本は、イタリアやイギリス、ロシアなど海外10ヵ国ほどで出版されてから、日本に逆輸入して翻訳出版しているそう。
この絵本はボードブックで赤ちゃん向けですが、幼稚園児の娘も最後に出てくるサプライズに大喜び。
1歳の息子も穴から顔をのぞかせて楽しんでいますし、よねづさんのしかけ絵本は年齢の違う子供たちが一緒に楽しめて嬉しいです。
英語版と日本語版では文章のニュアンスが若干違うので、それもまた楽しめそうです。