ラプンツェル好きの娘が、紫のドレスと金色の長い髪を見て借りてきた絵本。
これは眠れる森の美女です。(惜しい。)
思っているのとは違いましたが、同じプリンセスだよと話して読みました。
グリム童話『茨姫』の英語絵本をご紹介します。
Sleeping Beauty
Sleeping Beauty (mini) (Ladybird Tales Mini)
カタカナ | ー |
---|---|
漢字 | ー |
ページ数 | 41ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 5歳 |
ISBNコード:9781846469909
どんな本?
あるところに、王様とお妃様がいました。
なかなか子供に恵まれなかった2人ですが、ある日1匹のカエルが現れてお妃様に話しかけます。
「1年以内に、あなたに娘ができます。」
そしてその年、カエルの言った通り2人の間に女の子が生まれました。
王様は王国に住んでいる魔法使いの13人にもぜひ娘を見てほしいと思いましたが、そのうちの1人は高齢で、他の魔法使いたちもしばらく顔を見ていないというので招待しませんでした。
そしてお祝いにきた魔法使いたち、1人ずつ赤ちゃんに魔法をかけます。
"You shall have a beautiful face."
"You shall think beautiful thoughts."
素敵な魔法に包まれていく赤ちゃんでしたが、11人目の魔法がかかった時、呼ばれていなかった13人目の魔法使いが突然やってきます。
そして彼女は自分が招待されていないことに腹をたて、「この子が15歳になったとき、糸車に指を刺して死んでしまう。」という呪いをかけるのです。
泣き崩れるお妃様に、12人目の魔法使いが言います。
「魔法を消すことはできないけれど、私の魔法で和らげることならできます。彼女が15歳になって針で指をさしても、死なずに深い眠りにつくようにします。」
王様はとても感謝しましたが、それでも100年も眠り続けてほしくはないので国中の糸車を全て燃やし、娘が針で指を刺さないようありとあらゆる工夫をしました。
そうしてお姫様が無事に15歳を迎えたその日、王様とお妃様が見ていないうちに彼女はこっそり古い塔に入り込みます。
そこには1人の老婆と糸車が…。
お姫様は一体どうなってしまうのでしょうか。
簡単に訳しましたが、これで絵本の半分くらい。
残り半分ストーリーが残っています。
お姫様を助けてくれるのは、やっぱり王子様。
読み聞かせには少し文章のボリュームが多いですが、「お姫様と王子様」をしっかり楽しめるハッピーエンドの絵本です。
感想
Lady birdの英語絵本は、文字が大きくわかりやすい『Read it yourself』をよく読みます。
今回読んだのは、サイズは同じですがある程度英文の量がある『Lady bird tales』シリーズ。
英語の昔話などはほとんどこのシリーズで読んでいます。
英文の量がしっかりありますが、知っているお話なのもあり問題なく訳せました。
中高校生くらいの英訳練習にぴったりだと思いますが、英語嫌いの方には苦痛な文量だと思います。
娘は幼稚園児ですが、英語が長すぎて2回に分けて読みました。
"christening feast"、"prick"、"spindle"など聞きなれないけれどポイントとなる単語が多いので、英語だけでは理解が難しそうでした。
日本語でも糸車って、想像がつきにくいですよね。
ただ、子供が楽しんでいたページもあります。
魔法使いたちが1人ずつ魔法をかけていくところ、first,second,third,fourth…と続くので普段の数字との言い方の違いと、素敵な魔法の内容。
ここはとてもハッピーな雰囲気で、娘にも同じ魔法をかけながら楽しく読みました。
幼稚園児には少し難しい印象の絵本ですが、ストーリーはシンプルなのでそのうちディズニー作品などでこれ知ってる!となってくれれば嬉しいです。
