年間1800冊以上の本を読む我が家。
育脳のために子供に音読してもらうのですが、ちょっぴりマンネリ気味…。
そんな時、子供が嬉々として読み上げてくれる秘策があります。
たまには気分を変えて、紙芝居はいかがですか?
うめぼしさん
カタカナ | なし |
---|---|
漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 12枚 |
本のサイズ | A3くらい |
おすすめ月齢 | 5歳 |
ISBNコード:9784494076321
どんな本?
『14ひきの』シリーズでお馴染みの童心社が出版する、紙芝居ベストセレクション第2集。
1985年に出版した作品の復刻版です。
うめぼしさん うめぼしさん
あかいかおして しわよって
くにちいれたらすっぱくて
リズミカルな言葉で始まるこの紙芝居は、梅の木に花が咲き、実がなり、その実が梅干しになるまでの工程が描かれたもの。
梅の花も梅干しも知っているけれど、それが同じものだと認識していない子供にはぴったりのお話です。
なつの 土用の お日さんと
百のお こぼうず にらめっこ
しわのよるさえ きがつかぬ
梅の実を天日干ししている場面には、こんな言葉が。
一見難しい言葉も、俳句のようなリズムに乗ってイラストと合わさると理解がしやすいのではないでしょうか。
最初から最後まで、一定のリズムで読める紙芝居。
図書館で貸し出しをしている場合もあるので、もしご興味のある方はぜひご覧になってみてくださいね。
感想
以前紙芝居を取り入れてみたところ、4歳娘が大喜び。
絵本はかなりの冊数読むのですが、紙芝居は新鮮なのか「読んで」と言うこともあれば「読んであげる!」と紙芝居やさんになってくれることもありとても気に入っています。
今回は娘の選んだ「うめぼし」のお話。
綺麗な梅の花が描かれた入れ物に惹かれたようです。
娘は「梅」と「うめぼし」のそれぞれを知っていたけれど同じ木からできているとは認識していなかったので、この紙芝居でスッと理解できたようです。
梅の木に花が咲き、緑の実がなり、その実をもいで…と丁寧に描かれているのできっと子供たちにもわかりやすいと思います。
イラストはカラフルで、紙芝居なので遠くからでも見えるように大きく描かれていて子供の心をぐっとつかみました。
1985年の作品ですが、女の子の服装なども可愛らしく違和感なく読めました。
家で紙芝居を読むと、いつもの絵本と雰囲気が変わり特別感が出ます。
自分だけの特別公演を楽しむ気分で、お子様にとっての特別な時間を楽しんでみてくださいね。