せなけいこさんと言えば、日本の有名な絵本作家。
誰もが一度はせなさんの作品を読んだことがあると思います。
今回は、そんなせなさんの作品の中でも特に人気のある絵本をご紹介します。
発行後40周年を迎えためがねうさぎシリーズ1作目の『めがねうさぎ』です。
めがねうさぎ
カタカナ | なし |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4 |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784591004692
どんな本?
目が悪くてめがねをかけることになったうさこ。
ある日、お友達と山へ遊びに行って帰ってくると…
めがねがない!
夜でしたが、山へ探しに行くことにしました。
ぼやける視界でめがねを探すうち、1匹のおばけに出会います。
おばけは誰かを脅かしたくてたまらないのに、よく見えていないうさこは全く驚きません。
そこで、おばけがとった行動とは…?
天然なうさことおばけのやりとりに大人も笑っちゃう、コントのようなお話です。
この絵本に出てくるうさこ、実はせなさんの息子さんがモデルになっています。
小学校で目が悪くめがねをかけることになった息子さんですが、周りにめがねのお友達が少なかったため気分が落ち込まないようにとこの作品を作ったそう。
めがねって楽しいんだよ、と思えるように。
そんな願いのこもった絵本です。
感想
最初から最後のオチまで、本当におもしろい絵本でした。
うさこの天然なキャラクター、とても癒されます。
せなさんの作品をいくつも読んでいる娘は「ねないこだれだのおばけだ!」と喜んで読み、めがねがどういうものなのかも学びました。
ねないこだれだに比べると文章量が圧倒的に増えますが、最後まで楽しんで読みました。
めがねって、大人になると当たり前ですが子供の頃はかけている子が少ないので目立って感じることがありますよね。
この天然マイペースなうさこを思い出すと、めがねがちょっぴり楽しい存在に近づくかもしれません。