毎日食べる、食事。
でも、好き嫌いなどで食べ物を残す子供も多いですよね。
そんな子供の、食べ物に対する意識を変える絵本があります。
生きものが食べものになるまでを、写真で学べる1冊です。
おすしやさんにいらっしゃい!
生きものが食べものになるまで
おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで (かがくヲたのしむノンフィクション)
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 42ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 6歳 |
ISBNコード:9784265830831
どんな本?
ヘイ!らっしゃい!
お寿司屋さんに来たのは子供たち。
これからお寿司を食べるのですが、目の前にはお魚がたくさん…
大将が今から捌いてくれるようです。
まず、海で釣りあげる様子から説明してくれる大将。
実際に大将が釣っている写真と共に語られる話に子供たちは興味津々。
そしていよいよ捌きます、まずは真っ赤なキンメダイ。
名前の由来や鱗、あご、エラなどの部位を1つ1つ丁寧に見せてくれます。
そしていよいよ捌きます。
鱗をとって…
グッと包丁を入れ、胃袋を取り出して…
初めての光景にちょっぴりドキドキしながらも、興味津々で楽しむ子供たち。
どんなにおい?
骨はどうするの?
など、子供たちの質問にも丁寧に答えてくれます。
魚について詳しくなれる図鑑のような側面を持ちながら、最後はみんなでそのお寿司を食べるという食育絵本。
命の大切さを感じる1冊です。
感想
全て写真で構成されているので、実際の魚の特徴がよくわかります。
食育絵本としてはもちろんですが、
「キンメダイは見た目では雄雌の区別がつかない」
「イカはしめると色が変わる」
など、魚についても詳しくなれる情報がいっぱい。
魚に包丁を入れる写真や、内臓を取り出して説明してくれる写真など、年齢によっては「怖い」と思ってしまうかもしれませんが、本の中では子供たちが怖がるのではなく実際に触ってみたり、疑問を持ったりする様子たくさん出てくるので終始明るい雰囲気の本だと思いました。
わが家の5歳娘は「おもしろかったけど、ちょっとドキドキした」とのこと。
スーパーの切り身しか知らなかった子供は、この本を読んでそこまでの過程を想像できるようになりました。
漢字も少し出てくるので小学生向けだと思いますが、食育や魚の捌き方などがわかる子供向け絵本なのでご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。