娘が3歳の頃に見つけて以来、お気に入りの絵本があります。
春夏秋冬をテーマにした、季節を学べるシリーズ絵本。
今回は「冬」がテーマの1冊をご紹介します。
形で感じるという珍しい側面で、お子様も考えながら楽しめるはず。
なんのかたち ふゆ
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784904716144
どんな本?
「冬」という季節を、形で考える絵本。
ページをめくるごとに、冬にちなんだいろんな形が現れます。
最初に出てくるのは、四角形と五角形。それから、ギザギザの三角形。
全部組み合わせると、何になる?
答えはクリスマスツリー。
分解されたツリーの形が、左右のページにそれぞれ載っているのを見て頭の中で組み合わせて想像します。
逆さまのシャツと、小さな長方形の板。
こんな風に、何かを例えた言い方の時もあります。
わかりやすいものから、年越しそばまで登場。
どんな風に形が分解されているのかも楽しめます。
分解された状態では色がついていないので、形と「冬」というヒントから想像するようになります。
形の組み合わせを楽しみながら、季節にまつわる物を学べる脳トレ絵本です。
感想
このシリーズは他の季節も読んでいるのですが、色や形をテーマにした作りがとても素敵で、季節が変わるごとに読みたくなるうちのひとつ。
今回の「形」では、ある形を分解する・合体させるというのを頭の中で考えるので、想像力が鍛えられると思います。
このシリーズ『あき』では「菊」や「コオロギ」など分解されるとかなり難解なものもありましたが、『ふゆ』は比較的どれも特徴がありわかりやすいと思います。
「羽子板」や「凧」など、クリスマスだけでなくお正月遊びまで幅広く冬をイメージできました。
形を頭の中で合体させるというのは、小学校受験でも出てくる問題。
この絵本では、4歳娘も問題っぽさを感じずに楽しみながら読めていました。
他にも『なんのいろ』、『なんのおと』、『みつけよう!』というシリーズで、それぞれ春夏秋冬の4種類ずつ出ているのでその時期にぴったりの絵本を子供たちと楽しんでいます。