我が家で絵本を読むときに意識しているのが、季節感。
秋になり、紅葉する木々や葉を感じることができる絵本を探しました。
今回ご紹介するのは、その中でも心地よい空気感のある海外絵本。
どのページからもきっと秋の雰囲気を感じることができますよ。
おちばのねどこでおやすみなさい
カタカナ | あり(ルビなし) |
---|---|
漢字 | なし |
ページ数 | 26ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784593102617
どんな本?
落ち葉でいっぱいの秋の森を散歩する女の子。
色んな動物たちに出会います。
まずは大きな体のくまさん。
はちみつをなめて、木の実を食べて…
巣穴に戻ったら、ゆっくりおやすみなさい。
次は立派な角を持つヘラジカさん。
穏やかで泳ぎが得意で…
おひさまが沈む前に、おやすみなさい。
森の動物たちと、おやすみなさいのご挨拶。
女の子の家には動物たちのスケッチや、落ち葉を使ったイラストなどが溢れています。
豊かな森の秋冬を感じる絵本。
寝る前の読み聞かせにぴったりの心地よいお話です。
感想
読んでいてとても落ち着く、秋冬の森の雰囲気を感じる絵本でした。
森で眠る動物たちの表情もとても幸せそうです。
動物は他にもうさぎ、きつね、鮭など森の生き物が登場し、次は誰だろうと読んでいて飽きません。
ヘラジカやハチドリなどは日本の絵本になかなか出てこないので4歳娘も新鮮に楽しんでいました。
特にハチドリは、森の中で小さく描かれているのでサイズ感がとてもわかりやすかったようです。
女の子の描いた絵は数えきれないほどたくさんあるのですが、落ち葉を貼っていたり、木の実を動物の目の部分に使っていたり、葉っぱで型をとったりとアイデアも豊富。
4歳娘が絵を描く際の参考にもなりました。
最初は「冬眠する動物たちへのご挨拶かな?」と思いながら読んだのですが、出てくるのは冬眠しない動物がほとんどなのでそういうわけではなさそう。
文章が詩的で、流れるようなリズムがありとても心地よい絵本でした。
秋冬の落ち着いた雰囲気を感じたい方、おやすみ前に季節感のある絵本をお探しの方にとてもおすすめの1冊です。