成長と共に、様々な感情表現をする子供たち。
笑ったり泣いたり、小さな体で一生懸命頑張っています。
そんな子供たちのメンタルを考えて作られたユニコーンの絵本があります。
子供自身で感情をコントロールするメソッドを教える、今までにない絵本シリーズをご紹介します。
ガストンのきぶんをととのえるえほん やきもちやいたらやってみて!
やきもちやいたら やってみて! (ガストンのきぶんをととのえるえほん)
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 27ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784074443758
どんな本?
キレる子、グズる子、やきもち妬く子が3呼吸で笑顔になる!
世界75カ国で読まれ、シリーズ累計部数80万部突破のフランス発アンガーマネジメント絵本。
・恥ずかしかったら
・眠れなかったら
・やきもちやいたら
・怖くなったら
・悲しくなったら
・怒りたくなったら
の6シリーズから、今回ご紹介するのは子供が「やきもちを妬いた時」の感情整理を学べる絵本です。
綺麗な虹色のたてがみを持つガストンが、まずは自己紹介。
ガストンは幸せだけど、幸せじゃない時だってある。
怒ったり拗ねたり、悲しくなったり。
色んな気分を持っているのは君と一緒だよ。
ガストンのたてがみは、気分によって色が変わります。
今日はガストン、最悪な気分。
従妹のジョセフィーヌが泊まりに来たら、パパもママもジョセフィーヌにばかり優しくするから。
僕だって食べたいのに、僕は違うことして遊びたいのに…
気付けば心に鎖が巻き付いたように嫌な気持ちになってしまいました。
こんな時、もし息の仕方でスッと気分を変えられたら?
そんな願いを叶える、3ステップの呼吸法。
3回繰り返したら、ガストンはどうなった…?
実際に試せる簡単な方法が載った、ガストンの呼吸セラピー。
『世界一受けたい授業』などテレビでも紹介され大反響、ネガティブな感情を笑顔に変え、子供の自己肯定感を高めてくれる絵本です。
感想
話題の作品、1番有名な『おこりたくなったらやってみて!』を読んでから娘がハマり、次々とシリーズを読んでいます。
主人公は丸みがあって可愛いユニコーンの子供ガストン。
最初はにじいろのたてがみで登場するので虹が好きな娘の心をガッチリつかみました。
感情によって色が変わるガストンの全バージョンが載っているのですが、黄色は幸せ、ピンクはやきもち、赤は怒ってる…など全8種類のカラフルさ。
今回のお話は、兄弟のいる娘にぴったりの「やきもちを妬く」というものなのですが、娘は「やきもちってなに?」とまだその感情を理解できていない様子。
なので、「みんなが弟にばっかり優しくしていたら、ちょっと嫌な気持ちにならない?」とわかりやすいシチュエーションを伝えてイメージしてもらいました。
感情や気分って確認の仕方がないので、難しいですね。
やきもちを妬いている状態を「心に鎖が巻き付いた」と表現しているのがとてもわかりやすく、なんだか気持ちがギュッと固まっているような、優しくなれない気持ちをイメージしやすかったです。
呼吸法のところでは、この心に巻き付いた鎖もイメージするので娘と一緒にイメージしながら実践してみました。
4歳娘でもわかりやすかったようです。
「怒り」を呼吸法でコントロールするというのは何となく「落ち着かせる」という意味でわかりますが、「やきもち」を何とかできるとは…
やきもちを何とかしようという発想がなかったのですが、できるだけ自分がハッピーでいられるような考え方は素敵だなと思いました。
その感情自体を否定するのではなく一度受け止めて、それからその感情をできるだけハッピーに変えるという絵本の構成。
成長と共に様々な気分を感じるようになった子供たちにおすすめのシリーズです。