大人のファンも多い、ウルトラマン。
今でも人気の特撮シリーズですが、絵本があるのをご存じですか?
可愛いイラストで、「お父さん」の親心を感じられる温かい作品なんです。
シリーズ累計75万部突破、父の日のプレゼントにもぴったりな絵本をご紹介します。
おとうさんはウルトラマン
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 39ページ |
本のサイズ | B5くらい |
おすすめ月齢 | 6歳 |
ISBNコード:9784052007330
どんな本?
ウルトラマンに憧れた一人の少年が、父親になった。
要約するとこんな前書きから始まるこの絵本。
ページをめくると、父となったウルトラマンの日常がつづられています。
色んな怪獣を倒す、強いお父さんだけど…子供にはめっぽう弱い。
痛くても怖くても泣かない、強いお父さんだけど…子供の描いてくれた絵を見て泣いちゃう。
わかるわかる…!!!
と、パパママから共感多数のシチュエーションがいくつも描かれています。
●お父さんは強い
●お父さんは泣かない
●お父さんはおもしろい
など、シチュエーションごとに区切って描かれている子育てあるある集のような絵本。
お父さんは、いつも戦うウルトラマン。
出産祝いや父の日に贈りたい、父親の姿を描いた1冊です。
感想
なんだか見たことがある絵…と思ったら、『ティラノサウルスシリーズ』でお馴染みの宮西達也さんの作品でした。
なので、怪獣が可愛い。
元のデザインをしっかり残して、ちょうどよいバランスでデフォルメされています。
子供に読み聞かせるつもりでいましたが、読んでみるとこの作品は大人向けだなと感じました。
仕事場での姿をウルトラマンが怪獣と戦う姿に重ねて、どんな風に頑張っているのか。
家に帰って子供と過ごすときに、どんなことを思っているのか。
親が読めばわかるわかる…!と頷く場面ばかりなのですが、「子どもには弱い」「子どもに甘い」の意味が幼稚園の娘には難しかったようです。
今は「お仕事する時のお父さんとおうちにいる時のお父さんって違うのかな?」となんとなく感じてもらって、もう少し大きくなって読んだときに「こんな風に思われていたんだ!」と気付くきっかけになればいいなぁと思います。
この絵本は、読んでいる親の方がじーんと泣けてくるという声がたくさんあります。
家族のために毎日頑張るお父さんは、強くてかっこいいウルトラマン。
夫のことはもちろん、自分の父親にも改めて感謝の気持ちでいっぱいになった絵本です。