今回読んだのは、すぐ暗記する子供続出の絵本シリーズ。
1作目の『Brown Bear~』はアメリカの幼稚園などで必ずと言っていいほど子供たちに読まれている絵本ですが、娘も例にもれず即暗記!
普段の生活でそのフレーズを口にするほどなので、効果を実感しこちらの絵本も取り寄せました。
このシリーズは4作品出版されていて、今回ご紹介するのは4作目。
▼3作目のレビューはこちら
暗記の理由はこの絵本の文章。
日本語版も出ていますが、ぜひ英語版の、原文の良さに触れてみて下さい。
Baby Bear, Baby Bear, What Do You See?
Baby Bear, Baby Bear, What Do You See? (World of Eric Carle)
どんな本?
『Baby Bear,Baby Bear,what do you see?』と、タイトルと同じ英文で色々な動物がページごとに現れます。
『何見ているの?私が見ているのは…〇〇』と次の動物(〇〇)にバトンタッチしていくリレーのような構成。
出てくるのはFlying Squirrel(モモンガ)、Screech Owl(ミミズク)を始め、Blur Heron(アオサギ)やStriped Skunk(スカンク)など…
あまり絵本では見ないような珍しい動物ばかり。
色彩の魔術師と呼ばれるエリック・カールならではの色遣いで、見開きいっぱいに描かれたダイナミックな動物たちに出会えます。
最初に出てくるのはBaby Bear、最後に出てくるのはMama Bear。
Mama Bearが見ていたのは一体…?
視線だけでわかる親子愛に、心温まる素敵な絵本です。
感想
この絵本、タイトルを口に出してみると、なんだか不思議なリズムが生まれませんか?
それが子供の耳に残るんです。
今回読んだ4作目は出てくる動物が珍しく、1作目のBrown Bearに比べると暗記に時間がかかりましたが
「What do you see?」
「I see…」
のやりとりは変わらないので新しい動物単語を覚えるきっかけになりました。
子供って、テレビCMもすぐに覚えて歌ったりしませんか?
リズミカルな文章が繰り返されると、耳に残りやすいようです。
私が読んだのは原作の英語版ですが、日本語版も翻訳者の方が原作の音遊びのような英語を再現できるようにしっかりと考えて下さっているので、ぜひどちらもお試しください。
※こちらの絵本は様々なタイプで出版されている名作のため、ご参考までに私が読んだもののISBNコードを下記に記載しておきます。サイズや形式などは、各ショップでお好みのものをお選びくたさい。
カタカナ | ー |
---|---|
漢字 | ー |
ページ数 | 25ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBN-13:9780805083361
ISBN-10:0805083367