うちの娘は、図鑑を読みません。
絵本は大好きなのですが、実写よりイラストが好きなようで図鑑に手が伸びないのです。
そんな娘が、毎日読みたがる事典があります。
全てイラスト、全てひらがなで身近な「物」を教えてくれる、楽しい1冊をご紹介します。
もののつかいかたえじてん
カタカナ | あり(ルビあり) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 95ページ |
本のサイズ | B5くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784883938896
どんな本?
2021年4月にスタジオタッククリエイティブから出版された、3,4,5,6歳向けの絵事典。
・自分で読めるやさしい文章
・使いたくなるお役立ち知識
・危険やトラブルを防ぐ注意ポイント
といった内容で子供にとって身近なアイテムを取り上げ、どんな物なのかをわかりやすく伝えてくれます。
内容は以下の5つのカテゴリーに分かれています。
①子供部屋や学校にある道具
②キッチンにある道具
③トイレ・洗面所にある道具
④リビングにある道具
⑤公園にある道具
例えば①の項目でははさみ、ホチキス、鉛筆削り、絵具、書道道具、ランドセル…
②では箸、湯飲み・急須、バターナイフ、トング、電子レンジ…
③では爪切り、体温計、ばんそうこう、綿棒、歯ブラシ…
④ではテレビ、扇風機、ストーブ、はたき、マスク…
⑤ではジャングルジム、うんてい、縄跳び、チョーク、たけうま…
といった物が登場します。
上記以外にも、途中で「昔の道具」の紹介があったり、「電車とバスの乗り方」「お金」「消火器」「虫捕り網・虫かご」といった重要な物事についても描かれています。
知っている物から知らなかった物まで、図鑑など実写に抵抗のあるお子様でも読みやすいイラスト絵本。
お受験でも「物の名前」「用途」は重要ポイントなので、基本を徹底したい方におすすめです。
感想
この絵本は、お受験に向けて知らない物をなくそうと私が選んだものなので娘の反応が心配でしたが、予想に反してお気に入りの1冊となりました。
その理由は2つあるようで、ひとつは「イラストであること」、もうひとつは「8割知っている、2割知らない」という内容です。
まずイラストですが、リアルすぎずデフォルメしすぎないちょうど良いバランスだと思います。
絵本に出てくるような可愛らしさがあるので、抵抗感なく読めたようです。
そして内容は、ほとんどが基本的なものばかり。
お箸、フォーク、スプーンはいつも使っていますし公園の遊具も使い方を知っているので、「知ってるよ!」と得意げに教えてくれました。
知らないものをなくす為に選んだ本ですが、めくってもめくっても知らないものばかりだとイメージがわかず読む気がなくなってしまうように思うので娘の知的好奇心をくすぐるにはこのくらいのバランスがぴったりでした。
お箸やスプーンでは持ち方の確認ができますし、ブランコやうんていでは注意するポイント(ブランコの前を通らない、うんていの上に立たない)が書かれていて子供が使い方を再確認できます。
わが家ではこの絵本の中で実物を見たことがないものをピックアップし、実際に見て確認するように心がけています。