先日、4歳娘が通うお受験教室で絵本のおすすめがありました。
さすが先生のおすすめとあって、すぐに娘のお気に入りとなりました。
作者の作品をチェックすると、他にも気になるものがたくさん。
今回は、面接気分で質疑応答を楽しめる絵本をご紹介します。
しつもん おしゃべりさん
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 64ページ |
本のサイズ | B6くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784947581662
どんな本?
この絵本は、毎日新聞大阪本社版の連載童話「読んであげて」欄に掲載されたものを、加筆して1冊にまとめたもの。
全部で30の物が登場し、自己紹介やこちらへの質問を投げかけてくれる絵本です。
例えば「朝刊」。
おはようございまーす!私は朝刊!朝届く新聞です!
と、朝らしい爽やかな挨拶で朝刊が登場し、質問を交えながらおしゃべり。
「虫歯くん」はずっとぐすんぐすんと泣いているし
「インターホンさん」はマダムのような喋り方でピンポンというあだながあることを教えてくれたり
それぞれにぴったりのキャラクター設定で見開き1ページずつおしゃべりをしてくれます。
その中に、必ず質問も含まれます。
例えば「自転車くん」は「自転車に乗れる?」「いつ乗れるようになったの?」「練習した?」「すぐに乗れる?」「転ばなかった?」など質問責め。
「荷物くん」は「中に何が入っていると思う?」と想像力を働かせる質問を1つ。
出てくる物は「食べたことある・聞いたことある」という身近な物ばかり、質問は「君は何人兄弟?」「どんな時に泣く?」など小学校受験の面接で聞かれそうな項目も多数。
子供も大人も読みながら一緒におしゃべりを楽しめる絵本です。
感想
この絵本、とてもおもしろくて娘が毎日読んでと持ってきます。
自分で本を読むことはできるのですが、この本に限っては質問してもらうのが楽しいようで私もキャラクターに声色を合わせて読んでいます。
娘のお受験に向けて面接も練習したいなと思っていたところ、この絵本はたくさん質問を投げかけてくれるので自分で考えて答えるが繰り返し練習できたと思います。
箇条書きの質問をただぶつけるのではなく、お話の中にうまく質問が組み込まれているので本当に読んでいて楽しい。
質問する相手によって答えが変わるので家族みんなで楽しめました。
出てくるものも様々で、中には「指紋」「宝くじ」「宇宙人」なども。
表紙と裏表紙の裏側は「なんてこたえた?」と作中の質問に対して何と答えたかを書けるようになっているので、小さい頃にこちらを書いてもっておくと大人になってから「こんなこと言ってたのね」と思い出にもなりそうだなと思いました。
色んな物について知る、そして質問に対し自分の考えを答える。
未就学児にはちょうど良い内容だったので、今度は質問される側ではなく質問する側になってもらい楽しもうと思います。