ハロウィンが終わると、一気に街もクリスマスモード。
子供たちの大好きな季節がやってきます。
クリスマスまで毎日ワクワクできるように、おうちで楽しめるクリスマス絵本をたくさん揃えました。
今回はアメリカで生まれ40年以上愛され続ける、美しいこうさぎたちの児童書絵本をご紹介します。
こうさぎたちのクリスマス
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 6歳 |
ISBNコード:9784198651992
どんな本?
うさぎのアボットさん一家。
お父さんとお母さんは、春のイースターで使う卵に絵を描く仕事をしています。
クリスマス3日前になると、アボットさんは翌年のイースター準備で大忙し。
息子のオーソンも一生懸命絵を描き、一人前になったようにはりきっています。
オーソンにはツリーハウスの自室があり、そこにこうさぎたちが遊びにきます。
こうさぎたちは、とんでもないクリスマスの計画をねっていたのです。
こうさぎたちのお父さんとお母さんには秘密の、サプライズ計画。
オーソンも大役を担ってみんなで一生懸命準備します。
クリスマスの日、集まったたくさんのうさぎファミリー。
計画はうまくいくのでしょうか。
大人ぶりたいお年頃のオーソンが、こうさぎたちのお兄ちゃんとして奮闘する物語。
クリスマスの準備をする中で、オーソンの成長を感じる絵本です。
感想
アメリカ生まれのこの作品、実は日本では1979年に佑学社から出版されているのですがそちらが絶版となり、復刻希望の声が多数あがっていました。
そして2020年、徳間書店から表紙も新たに登場。
以前は19ページ水色背景のクリスマスツリー飾り付け中のイラストが表紙でしたが、復刊後は29ページ黒背景のクリスマスパーティー最中の楽しさ伝わるイラストが表紙になりました。
こちら絵本のつもりで読んだのですが、どうも文字が多いなと思い調べると出版社でも「児童書」に分類されていました。
わが家の4歳娘は最後まで聞いてくれましたが、途中少し飽きそうになる様子もありました。
小さいお子様だと、最後まで集中するのは難しいかもしれません。
お話自体は色とりどりの服を着たうさぎたちがたくさん登場し、ツリーハウスや焚火をたいてソーセージを炙って作るホットドッグなど子供のワクワクするポイントもあるので楽しかったようです。
娘は年齢的にまだこうさぎ側ですが、オーソン側になった頃に読むとまた感じ方が変わるかもしれないなと思っています。
漢字は「月」や「日」など小1程度のものしか出てこないので、小学生の一人読みにもおすすめ。
読み聞かせなら、10分くらいが目安かなと思います。
光と影の描き方に定評のあるエイドリアン・アダムズさんですが、夜のパーティーのイラストでは黒背景なのにポッと明るさも感じとても繊細で美しいです。
静かで落ち着いたクリスマスの雰囲気を味わいたい方は、ぜひご覧になってみて下さいね。
姉妹編で『みならいうさぎのイースターエッグ』もおすすめです。