みなさんは、お子様に昔話を読んでいますか?
1800冊以上の絵本を読む我が家ですが、昔話をあまり読んでいないことに気付き最近取り入れるようになりました。
今回は、日本だけでなく世界で人気のグリム童話から猫が大活躍の1冊を紹介します。
有名ですが、意外と内容の説明ができない大人の方も多いのではないでしょうか。
長ぐつをはいたねこ
長ぐつをはいたねこ―グリム童話より (評論社の児童図書館・絵本の部屋)
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 24ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 6歳 |
ISBNコード:9784566001565
どんな本?
あるところに、粉屋がいました。
財産は「粉ひき小屋」「ろば1頭」「ねこ1匹」だけ。
3人の息子に分け与えると、長男に粉ひき小屋。次男にろば。三男にはねこしか残りませんでした。
「ねこなんかもらってもどうしようもないよ」
と残念がる三男に向かってねこがしゃべり出します。
「私に1足長靴さえ用意してくれれば、なんとかしますよ」
三男が長靴を用意すると、早速ねこは二本足で出かけていきました。
ねこは知恵を働かせてあっという間にやまうずらを捕まえ、それを王様の元へ届けます。
狩人でもなかなか捕まえられないやまうずらをたくさん捕まえたねこに王様は大喜び。
ねこは、自分の主人が捕まえたのだとさも偉そうな話をすると王様はお礼の金貨をたくさんくれました。
驚いたのは三男です、まさかねこがこんなに金貨を手に入れてくるとは思っていなかったのです。
ねこは更に金貨を手に入れるため出かけます、今度は三男も協力するよう言われますが、一体何を考えているのでしょうか…?
何の役にもたたないと思っていたねこが、次から次へと作戦をたててついには三男が王様に。
とんでもないねこを手に入れた三男のハッピーエンド物語です。
世界的に有名なお話を、国際アンデルセン賞受賞画家が描いたこちらの作品。
躍動感あふれるイラストが魅力ですよ。
感想
昔話や民話って、色んな出版社から色んな種類が出ていますよね。
「長ぐつをはいたねこ」も様々ありますが、イラストが素敵でこちらを選びました。
ねこは凛々しく、三男はかっこよく…
ねこが飛び掛かるイラストや王様に声をかける可愛らしい表情など、色々な場面を楽しめました。
5歳娘が普段読む本より少し文章量が多かったですが、最後まで聞いてくれました。
ルビはありますが「伯爵」「お召物」など漢字が多いので一人読みの場合は小学生向けかなと思います。
お話は「粉屋がいました」というところから始まるのですが、わが家はまずこの粉屋で娘に説明が必要でした。
小麦の話から小麦粉の話、パンやパスタとしょっぱなから話が飛んでしまいました。
こうして絵本をきっかけに娘の世界が広がると、なんだか嬉しいです。
絵本によってイラストも文章も変わるので、今度は別の「長ぐつをはいたねこ」も楽しんでみようと思います。