いよいよ夏休み!
わが家でも、子供の夏休み気分を盛り上げるための絵本をたくさん揃えました。
今回はその中でも、幼児~小学生向けの絵本をご紹介します。
好きなものをとことん突き詰めた、知的好奇心をくすぐる作品です。
ぼくはアイスクリーム博士
カタカナ | あり(ルビなし) |
---|---|
漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 5歳 |
ISBNコード:9784890139880
どんな本?
夏休み。
アイスクリームが大好きなジョーに、おじいちゃんから手紙が届きます。
「楽しい夏休みを過ごしているかい?どんなことをしたのか今度教えてね。」
おじいちゃん、お手紙ありがとう。
今のところ僕の夏休みは最高だよ。
ピスタチオ、ピーカンナッツ…知らない言葉を覚えて。
字を練習してアイスクリームの絵本を作って。
アイスが何個?って計算の練習もして。
夢のアイスクリームランドの地図をかいて探検もするよ。
世界中をめぐってアイスクリームの歴史を学んで…
おじいちゃんに話すことがいっぱいのジョー。
でも、全部アイスクリームに関することばかりです。
大好きなものについて、とことん調べるまるで自由研究の発表を見ているような絵本。
数も、字も、絵も。
好きなものに絡めるとこんなに楽しいんですね。
はじめてアイスのカップ型コーンの特許を取った人、アイスは中国からイタリアにやってきたこと、アメリカの大統領はおもてなしメニューに採用するくらいアイスが大好きだったこと…
この1冊を読み終わる頃には、あなたもすっかりアイスクリーム博士になっているはず。
感想
アイスクリーム好きの娘が、一人読みするくらい気に入っている絵本。
本文とは別に漢字を含んだ小さな字で計算問題やアイスクリームについての歴史が書かれていたりするので読み聞かせはしにくいですが、ジョーと同じくアイスクリーム好きの娘は面倒くさがらず一文字ずつゆっくり読んでいます。
好きなものだと自分からどんどん吸収するんだなと感じました。
国、夏、本、年など出てくる漢字も多いですが、総ルビなので安心。
時間はかかりますが、年中娘も一人で読めました。
アイスクリームについて知らない歴史もたくさん載っていて、絵本として楽しみながら知識が増えるので大人の私も楽しめました。
アメリカで生まれたものかと思いきや、なんと元をたどると中国!
へぇ~と言いながら一人で読んでしまいました。
好きなものに関することなら何でも楽しめるんだなと、子供の知的好奇心について考えさせられた作品。
子供たちも、ジョーのように夢中になれるものを見つけてくれたらいいなと思います。
