夏が終わり、秋の絵本をたくさん読む中でとても楽しい1冊と出会いました。
イラストではなく、全て写真で構成された絵本です。
実際にマネして楽しむこともできる、落ち葉アートの絵本。
芸術の秋にぴったりの作品をご紹介します。
ばけばけはっぱ
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 24ページ |
本のサイズ | B5くらい |
おすすめ月齢 | 2歳 |
ISBNコード:9784902528442
どんな本?
色んな色や形の葉っぱと木の実。
あれ、葉っぱの中に誰かいるみたい。
誰かな誰かな?
せーの…
ふーーーっ!
上に乗った落ち葉を風で吹き飛ばすと、出てきたのはたぬきさん。
みーつけた!
次のページにも、あれ、葉っぱの中に誰かいるみたい。
誰かな誰かな?
せーの…
ふーーーっ!
こんな風に、落ち葉の下に隠れた動物を探しながら読み進めます。
出てくる動物たちも、全て落ち葉や木の実で作られていて秋の雰囲気たっぷり。
文章は易しく少な目なので、小さなお子様にもおすすめです。
読むと落ち葉を探しに行きたくなってしまう、落ち葉アート絵本。
子供も大人も、秋を楽しむきっかけになる1冊です。
感想
表紙の金魚もとても素敵な落ち葉アート。
シルエットではなく表情までついた動物たちが出てくるので、幼稚園の娘の食いつきもよかったです。
そして何より、この作品は全て実写。
同じ葉っぱと木の実があれば、同じものが作れてしまうというのがポイントです。
娘も、その辺に落ちているような葉っぱばかりなので落ち葉アートに興味津々。
目、鼻、笑った口元やくるんとまるまったしっぽなど。
どこかで見たことがあるような落ち葉や木の実ばかりですが、アイデア次第でこんな使い方があるんだなと見入ってしまいました。
秋を感じる紅葉、眺めるのも良いですし、こんな風に落ち葉で何かを作ると益々楽しめるなと思いました。
落ち葉アートの参考になる絵本です。