可愛い表紙で娘が選んだ絵本、タイトルは『ピッキーとポッキー』。
素朴な表情のうさぎを見て、これは絶対に癒されるだろうなと読みました。
楽しめるしかけも隠されている、春満載の絵本をご紹介します。
ピッキーとポッキー
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | B5くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784834011579
どんな本?
はなのむらに住むピッキーとポッキーが、友達のふうちゃんと一緒にお花見に出かけます。
すみれのサンドイッチ、菜の花のサラダなど、春満載のお弁当を作り、出発!
菜の花畑を通り…
レンゲ畑を通り…
色鮮やかな景色を横切りながら、さくら山を目指します。
途中、ふうちゃんのおばあちゃんが現れて近道を案内してくれます。
そこで待っていたのは…?
はっきりした色とわかりやすい絵で、多くの子供が夢中になるこの絵本。
実は刊行から40年以上経っているんです。
表紙をめくった最初のページに「はなのむら」の地図が描かれていて、実際に絵本のストーリーの道筋を辿れるしかけ付き。
「右に進む」など絵本通りに辿るとさくらの山に着くことができます。
すかんぽ、菜の花、レンゲ、すみれ…草花の名前もたくさん出てきます。
春らしくのほほんとした絵本、最後の1ページのオチまで見逃せないですよ。
感想
表紙の雰囲気そのままの、素朴で穏やかな空気が漂う絵本です。
さくらの山に向かうまでに色々な寄り道がありますが、どのページも色鮮やかで、このパッと見たわかりやすさが子供心を掴むのかなぁと思いました。
最初に描いてある地図、初めて読んだときはあまり注目していなかったのですが絵本を読み終わったら必ず見直してしまうと思います。
実際、我が家でも地図とストーリーがリンクするとわかってから娘が何度も読みたがり、本文→地図と1ページごとに行き来したり、私が本文を読みながら娘が地図で道を辿ったり…
言葉の通りに地図を辿る、というのはこの絵本が初めてだったと思いますが、幼稚園に入ったばかりの娘にはちょうど良かったようです。
赤ちゃんの頃から『がたんごとん』が大好きな娘なので、安西水丸さんのイラストに自然と惹かれたのかもしれません。