子供が幼稚園に通うようになり、少しステップアップした絵本として写真の本(図鑑など)を読むようになりました。
とは言え、図鑑はちょっと読みにくそう…
そんな時に見つけて以来、気に入っている写真絵本シリーズがあります。
今回はシリーズ第5巻シロクマをご紹介します。
うっとりする可愛さの表紙ですが、きちんとリアルを学べる絵本です。
教科書にのってるどうぶつの赤ちゃん シロクマ
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | あり(ルビあり) |
ページ数 | 31ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 6歳 |
ISBNコード:9784034148501
どんな本?
『教科書にのってるどうぶつの赤ちゃん』シリーズは、小学1年国語の教科書に出てくる「子どもをまもるどうぶつたち」に登場する動物をピックアップして作られた絵本。
生まれてからひとり立ちするまでの動物の生態が、写真とストーリーで紹介されています。
今回読んだのは第5巻「シロクマ」。
ふわふわで可愛いシロクマの赤ちゃんが成長していく過程が物語になっています。
冬ごもり、巣穴で生まれた赤ちゃん。
お母さんのおっぱいを飲んでいた赤ちゃんも、次の冬ごもりに向けて脂肪を蓄えるために獲物を狩るようになり、約2年で独り立ちしていきます。
冬ごもりの準備やお母さんとの関わりなど、シロクマがどうやって成長し、独り立ちするのかを実際の写真で学べるのがこの絵本。
図鑑のように実物写真を見ながら絵本のようにお話が進み、両方の良い部分が詰まった1冊です。
本の最後にはイラストで改めてシロクマについて紹介されていて、作中で描ききれなかった生態も知ることができます。
図鑑に興味を示さないお子様にもおすすめの、ハイブリッド絵本です。
感想
図鑑に興味を示さない娘でしたが、このシリーズをきっかけに実写の本に興味を持つようになりました。
ただ名前と詳細が書いてある図鑑と違い、赤ちゃんが成長していく物語は絵本のようで挑戦しやすかったようです。
今回読んだシロクマは、このシリーズで1番娘が読みたがっていた巻。
口角がゆるんでしまうくらい、表紙が可愛いですよね。
ですが、内容はリアルな部分もあり狩りのシーンではあざらしを咥えたお母さんシロクマや、口の周りに血をつけながら餌を食べる赤ちゃんシロクマの姿も。
あざらしは可愛いとモチーフになるような存在なので、ちょっとショッキングかもしれません。
幼稚園児の娘にはまだショックが大きいかなと思い、そのページは深く触れずささっと読んでしまいました。(シロクマさんも食べないと元気が出ないよねー、くらい。)
赤ちゃんがあっという間に大きくなる。
巣ごもりって何なのか。
こういったことについては、1冊読み終わるまでに自然と子供が学んでいました。
幼稚園児で十分理解できる文章ですが、この巻については少しショッキングかもしれないのでお子様の年齢や感受性の強さによって、ご検討ください。
それ以外はとても可愛らしい写真ばかりで、最後独り立ちのシーンではうるっとしてしまいました。
動物も生きている、それを学べるわかりやすい絵本です。