いよいよ夏休み!
今年(2021年)はおうち時間が増えることもあり、子供の夏休み気分を盛り上げるための絵本をたくさん揃えました。
今回は、その中でも特徴ある楽しい1冊をご紹介します。
すいかのジューシーなみずみずしさが伝わる、夏絵本です。
すいか!
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784338261111
どんな本?
小峰書店から出版された、『おいしい春夏秋冬』シリーズの夏絵本。
翻訳家としても活躍する石津ちひろさんと、自身の美術館も所有する村上康成さんがタッグを組んだ作品です。
すっきり晴れた日、急いで畑に、駆け付けろ!
そんな「す・い・か」のあいうえお作文でお話が始まります。
駆け付けたのはうららちゃんとだいちくん。
おじいちゃんのすいか畑に遊びに来たのです。
おじいちゃんがすいかを叩き、音でおいしいすいかの選び方を教えてくれます。
そして見つけたとびきりおいしいすいかを割ると、お腹をすかせた動物たちも集まってきます。
ガブッ!シャリシャリ…
みずみずしいすいかを食べるおじいちゃんと、大きなすいかに飛びつく子供たち。
読んでいるだけですいかが食べたくなる音がたくさん聞こえてきます。
集まった動物たちも、あいうえお作文で感想を伝えてくれる楽しい絵本。
画面いっぱいのすいかに、夏を感じる元気な1冊です。
感想
表紙から「夏!」の雰囲気が伝わるこの絵本。
中のイラストも、とにかくダイナミックで読むだけで元気になります。
幼稚園の娘にとって初めてのあいうえお作文。
最初は気付かず読んでいましたが、文章でわかりやすく頭文字を大きくしてあるので「縦に読むと す・い・か になっているのよ」と教えると驚いて目をパチパチ。
色んなパターンの「す・い・か」を読んで、とても楽しんでいました。
読み終わってからは自分たちでも「す・い・か」や「あ・い・す」のあいうえお作文を考えて遊ぶほど気に入った様子。
読むと頭がすいかでいっぱいになり、シャリシャリのすいかを食べたくなる1冊です。
あいうえお作文もテンポよく、読み聞かせにもおすすめ。
文章が少な目なので、わが家では一人読み練習にもこの絵本が活躍しています。