2003年に出版されて以来、繊細なイラストとファンタジー要素あふれるストーリーが人気の「チリとチリリ」シリーズ。
記事執筆時点では8作目まで出版されています。
今回は、その記念すべき第1作目を紹介します。
ホッと心が安らぐイラストとお話です。
チリとチリリ
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 32ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 3歳 |
ISBNコード:9784752002444
どんな本?
早起きしたある日、チリとチリリは自転車でお出かけします。
チリチリリ チリチリリ
森の中を走っているとなんだかいい香り。
行ってみると、そこは可愛らしいカフェ。
2人が注文したのは、どんぐりコーヒーとれんげティーです。
チリチリリ チリチリリ
またしばらく自転車に乗っていると、今度は森のサンドイッチ屋さんを見つけます。
はちみつパンのくわのみジャムサンド、にんじんぱんのゆずジャムサンド…
おいしそうなパンがたくさん。
自転車を走らせ、森を楽しむ2人。
最後は森のホテルでスペシャルイベントを体験します。
色鉛筆の美しいイラストと、ホッと心癒されるお話が魅力のシリーズ第1巻です。
感想
冬にこちらのシリーズ『チリとチリリゆきのひのおはなし』を読んだ娘が、すっかり気に入り他のお話も読みたい!と大興奮。
もう少しで全巻制覇です。
優しい雰囲気溢れるイラストの中に動物もたくさん登場し、おいしそうな食べ物が目をひきます。
チリとチリリは表紙の女の子の名前ですが、絵本の中で自転車の音としても登場します。
チリチリリ チリチリリ、つい口ずさみたくなる心地の良いリズムです。
心地よく進むお話と優しい雰囲気に包まれて、最後までふわふわと楽しめました。
5歳娘も大好きな動物や夢のようなできごとにうっとり、読むと心が落ち着く絵本だと思います。
この絵本を置いているサンドイッチ屋さんやカフェも多いようですが、素敵な雰囲気の絵本なのでお店に置くなんて素敵だなと思いました。
この巻以外も、素敵な食べ物や飲み物が登場するのでそれを楽しみにする読者の方も多いです。
最後は夜のシーンで「おやすみなさい」に繋がりやすく、読み聞かせにもおすすめですよ。