幼稚園児の娘が気に入っている算数の絵本があります。
未就学児が算数の概念を学ぶのにぴったりで、お受験ママにも評判の絵本。
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\↓仲間外れ・どちらが多いなど、集合・対応の概念についてはこちら/
1巻、2巻がスムーズに終わったので、「0~5までの数」がテーマの第3巻を娘と読みました。
幼稚園児の子供の理解度・反応をご紹介します。
さんすうだいすき③ かずってなんだ?①
カタカナ | あり(ルビなし) |
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漢字 | なし |
ページ数 | 55ページ |
本のサイズ | A4くらい |
おすすめ月齢 | 4歳 |
ISBNコード:9784284202183
どんな本?
この本は、3,4歳~小学校低学年までを対象とした絵本シリーズの第3巻。
「水道方式」という理論にもとづいて作られた知育絵本です。
数学者の遠山啓先生が中心となって提唱した「計算方法の最も基礎的な概念や手順を効率よく理解させるための理論」のこと。
現在でも数学教育協議会など多くの数学者たちが研究・実践を行っており、「SUIDO・METHOD」という名前で国際的にも評価されています。
第3巻は主に3~4歳の幼児向けで、絵本を読むことで「数と数字」「0について」「足し算、引き算」などの0~5に関する概念を理解できるようになっています。
具体的にこの本で学べるのは
・動物と同じ数のタイルを探そう
・数と数字の関係
・数の色んな表し方
・形が変わると数はどうなるか
・1つずつ増える… など
教科書的ではなく、クイズを解きながら絵本を読むような感覚になれるのが人気の秘密。
ページごとにイラストが変わり、頭を切り替えやすい作りになっています。
1巻、2巻に比べるといよいよ算数らしく数式が出てきますが、大きな文字でわかりやすい。
算数の理解に必要な数の概念を身につけたい方におすすめの1冊です。
感想
幼稚園児の娘が、5日(合計2時間ほど)で読み終わりました。
1,2巻より少し算数らしくなり、幼稚園児の子供が1人で読むのは難しそうなので一緒に読み進めました。
でも、娘の様子としてはクイズしながら絵本を読んでいる感じで楽しんでいました。
実はこの絵本とは別に未就学児向けの算数ドリルのようなものにも取り組んでいたのですが、そちらばかり進めていたところ娘がドリルを嫌がるようになってしまいました。
やってみよう、やってみよう、ばかりで疲れてしまったようです。
そこで一度そのドリルをやめて、さんすうだいすきに戻ってみました。
こちらはあくまで「絵本」なので、娘にとっても勉強感がなく、ページごとにイラストの雰囲気が変わるので次はどんなページかな?と興味がわくようです。
ドリルでつまずいていた引き算(いくつ残る?)も、この絵本だと数式を書きながら解けるようになってびっくり。
親の目から見ても、とてもわかりやすい絵本です。
今回私が1番良いなと思ったのはカードの穴埋め。
「3匹のてんとうむしの絵」、「3つのタイルの絵」、ひらがなの「さん」、数字の「3」…どれも3を表すカードが1列に並びます。
その下に、2や5についても同じようなカードが並び、ところどころ穴があいていているのを別ページに描かれたカードで埋めていくという問題です。
数字の概念が一致することはもちろん、表を完成させるためには規則性にも気付かないといけません。
とても良い問題だなと思いました。
娘は3巻で「0」をきちんと理解して、今まで言わなかったのに何かなくなると「れい!って言うんだよ。」と言うようになりました。
こうして自信満々に発言する姿はとても嬉しい変化です。
だんだんと算数らしくなりますが、第4巻にステップアップしてみようと思います。
知育の側面で絵本をお探しの方、お受験準備にもおすすめの絵本です。